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血糖値スパイク?

一昨日の人間ドックの後、お昼ご飯を食べた後あたりから急激な眠気が襲ってきました。気絶とまではいきませんが、あんな激しい眠気は久しぶりです。

最初は、人間ドックでの採血を疑いました。採血後には、眠気を感じることが少なくないらしいからです。眠気を感じる原因としては、血管迷走神経反射による血圧の低下が考えられます。血管迷走神経反射は、針を刺すことで迷走神経が緊張状態になり、全身の血管が拡張することで有効循環血液量が低下して起こる現象です。しかし採血直後ではなく、ずいぶん時間が経ってからだったので、採血が眠気の原因ではなさそうです。

気になったのでネットで調べていたら、『血糖値スパイク』という聞き慣れない言葉に出会いました。血糖値とは、血液に含まれるブドウ糖の濃度のことです。食物に含まれるブドウ糖は、体内に取り込まれると血中で濃度を変化させ、特に食事前後で大きく変動することがあります。

通常は血糖値の変動は緩やかですが、糖質の急激な摂取によって、血糖値が急上昇&急降下が起こる状態を血糖値スパイクと呼びます。ここで”スパイク”とはトゲのことで、血糖値の急激な変動でグラフがスパイク状となることから命名されました。

血糖値スパイクが起きると、眠気や倦怠感、頭痛などの症状が起きることがあります。しかし全ての人がなるわけではなく、一般的に自覚症状が少ないとも言われています。食事をして血糖値が上昇すると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは血糖値を下げる働きがあるホルモンで、急激に血糖値が上昇すると、上昇した血糖値を下げようと大量のインスリンが分泌されます。この大量のインスリンによって、血糖値が下がるのですが、場合によっては血糖値が下がり過ぎてしまう現象も起こってしまいます。

この日は、胃の透視のため朝食抜きでした。そのため、昼食で血糖値が爆上がりしたようです。またその後に、インスリン分泌による血糖値の急降下が眠気を誘発したようです。正確ではありませんが、何となく原因がわかってスッキリしました。

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