今年知っておきたいキーワード「2025年の崖」
はじめに
今年は2025年ですが、皆さんは「2025年の崖」という言葉をご存じでしょうか? 今回はこのフレーズについて解説していきます。
言葉の意味
このフレーズの意味を改めて確認しましょう。以下の記事をご覧ください。
2025年の崖とは、経済産業省が2018年に公開した「DXレポート」の中で用いた言葉で、端的に言うと
「基幹システムの保守切れ」などが起き出すので、今から準備しとけ
という意味を持っています。
認知度が低い?
「DXレポート」の中で使われたフレーズであるため、「DX」とセットで語られることが多いこのフレーズですが、実際に2025年になった現在、その認知度はどうなったのでしょうか?
DXを扱う業界からすると、ほぼ常識というか、むしろ
「手あかのついたフレーズ」だと思っていた
節があるので、「取り組んでいない」どころか「知らない」人の方が多いというこの結果は意外でした。
(放置すると)どうなるのか
基幹システムは、文字通り会社の基幹部分を占めており、そのリプレースは非常に難航するものです。昨年のトラブルでは、特に江崎グリコ社のものが大きく取り上げられました。
「2019年12月:基幹システム刷新プロジェクト開始」から、本番稼働までに4年半ほどかかっておりますし、稼働後のトラブルから復旧を公表する2024年11月までに、やはり半年以上かかっております。
おわりに
今回は、2025年の崖について解説を行ってきました。上で紹介したように、トラブルが発覚すると非常に大きなダメージを受けるわけですが、これはむしろ「2025年より前の出来事」だったわけで、
今後、さらに大きなトラブルが連続して発生
しないとも言い切れません。むしろ、そうならないように各社は取り組みを進めると思われます。その点、今後も注目していきたいと思います。
(おわり)
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