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「就活の軸」を決める5つのステップ


自己分析に関する連載13日目。

今日は「就活の軸をどのように定めるのか」というテーマで話していきます。


今就活中の人はもちろんですが、何か悩み事があったり、重大な決断をしようと考えている人にとっても役に立つと思います!



ちなみに前回記事の続きの内容となるので、もしお時間あれば以下も読んでみてください↓


ざっくりと前回の記事をおさらいをすると、就活の軸というのは『幸せに生きるための人生の指針に沿った、就職活動における判断基準』です。



そう、「就活における判断基準」です。

ここをしっかりおさえておいてください!!



ここからは具体的にどのように就活の軸を決めていくかを、5つのステップで解説します!




ステップ1)就活という枠組みを外す

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これがほんとーーに大事っす(笑)


「就活の軸を考えよう」と考えるのではなく、「自分が幸せになるためにはどうしたら良いだろうか?」と考えていく必要があります。



ひとまず具体例を出してみます。

以下2人の就活生の「就活の軸」を比較してみると見えてくるものがあります。


違いがどこにあるかを考えながら読んでみてください↓


〈Aさんの就活の軸〉
・残業があったとしても年収が良い企業がいいかな
・同僚や上司に優秀な人がいて欲しい
・仲間と切磋琢磨したり、成長できる環境が必要
・若手から裁量を任してくれるところが良いな

〈Bさんの就活の軸〉
・子供のやりたいことは全部やらせたいから年収が良い企業かな
・人それぞれの個性を尊重するのがモットーなので、そんな仲間と働きたい
・常にかっこいい母でいたいから毎日成長できる環境は絶対必要
・30代で独立して故郷にビジネスで貢献したいから、20代から裁量与えて欲しい


Aさんは「就活の枠組みの中」で考えていますが、Bさんは「自分の人生をどうしたいのか」という想いから考えています。


もちろん、Aさんも人生で何かを成し遂げたいという想いがあるので、上のように話しているはずです。


なのでAさんの意見もとても素晴らしいもので、否定している訳ではありません。


ただ、Bさんのように「幸せに生きるための人生の指針」に沿って考えていくと「就活の軸」に深みと厚さが増してきます。


自分の中にある常識や世間の声とかを一旦忘れて、「自分にとって幸せとは何か?」という視点で考えてみると発見があるはずです。




ステップ2)生涯を終える時から考えてみる

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就活の枠組みを外して考えることができるようになったら、次のステップに進みます。


それは、

自分の生涯が終わる時を想像する

です。



ちょっとぶっ飛んでると思われるかもしれないですが(笑)


ただ、後悔しない人生を送るためには非常に大切なことです。



人生という旅路が終わる時に

「あぁ、あれもやっておけばよかった」

「遠く離れた親友に会いに行けばよかった」

「子供たちをもっと旅行に連れていってやりたかったなぁ」



こんな気持ちで頭が埋め尽くされたら嫌なはずです。


でも逆に、「自分は何をしなかったら後悔するんだろう?」と考え抜けば良いわけです。



このように考えていくと、
自分が何をすれば良いのかが徐々に見えてきます。


もちろんこれは日々変わっていくものですし、
たった1日で全ては分かりません。



ただ、このように「自分の人生の終わり」というテーマから思考を巡らしていくと、意外とシンプルに考えることができます!



ステップ3)自分の心の声に耳を傾ける

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先ほどは「人生の終わり=未来」について想像を巡らすという話でした。


そして次のステップは「今」という話に移ります。



「私は今何がしたいだろう?」と、

自分の心に手を当てて聞いてみます。


「今この瞬間」にフォーカスしてみるということです。



人は日々やるべきことや、どうでもいいようなことに追われているので、「今この瞬間」という時間軸を意識する機会が少ないです。


学校や仕事の課題、人間関係の悩みという重要なものに追われたり、

SNSやYouTubeをただ見るだけという時間に追われたり。



でも今日を振り返った時に、「自分がやりたいと思えること」をやり切れたかどうか、皆さんはいかがでしょうか?



現代社会は非常に豊かになった反面、自分の心の声を押し殺してやりたいことを我慢していたり、

時間を無駄にしてしまうようなことが増えてきています。



だからこそ自分の心に手を当てて


「本当はわたし何がやりたいんだろう?」
「今やっていることを続けてて良いのかな?」


と考えてみてください。



そして就活生には特に考えて欲しいことがあります。


それは「就職活動って本当に今やる必要あるのか」ということです。



今や選択肢は無限にあります。


・卒業してから1年間海外を旅する
・とりあえずYouTuberになってみる
・短期大学にもう少し通ってみる
・一旦バイトしながら遊ぶ


などなど。


当たり前のように就活を初めて、

当たり前のようにスーツを買って、

当たり前のように面接に行く前に、


本当に就活という道で良いのか?を自分に聞いてみてください!


(過去の僕にも伝えたい!!笑)



きっとそこまでの考えがあると、

就活で行き詰まった時に助けてくれるはずです。



ステップ4)自分の価値観を見つめる

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さてここまで「未来」と「今」について触れてきました。


ってことで、次のステップは「過去」です。



テーマは「自分の価値観がどのように形成されてきたか」です。



ここでのコツは、先ほど考えた「人生の終わり=未来」のことから考えていくことです。


「将来幸せな家庭を築ければ人生に悔いはない!」と考える人は、なぜそう言い切れるのかを自分に問いかけてみます。

過去の経験でそう思わせるような出来事が必ずあります。



例えば、とある格闘家の選手で「小学生の頃いじめにあったから、絶対に強くなると決めた」と言っている方がいました。



いじめられてしまった経験はかなり辛いものですが、

それを糧に世界チャンピオンまで上り詰めています。


もしかしたら過去のその経験がなければ、

普通のサラリーマンになっていたかもしれません。



このように自分の価値観を形成してきた出来事は、

自分の人生にしか起きていないんです。



自分が当たり前のように考えていることは、

自分の過去が作り出しています。



「将来〇〇したい!」と考えるのは一体なぜなのか、

それを突き詰めてみると、過去の原体験へと繋がっていきます!



ステップ5)就活の軸(=判断基準)に落とし込む

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ここまでさらっとおさらいっす。

ステップ1)就活という枠組みを外す
ステップ2)生涯を終える時から考えてみる(=未来)
ステップ3)自分の心の声に耳を傾ける(=今)
ステップ4)自分の価値観を見つめる(=過去)


そして、5つ目のステップに入ります。


ここにきて、ようやく就活の軸に落とし込むという段階です。


(やっとこさ、、、ついにきた、、)



ここでやることは至ってシンプルです。


自分が幸せになるための人生の指針をもとに、

どんな企業に入ればいいのかを考えていきます。


その方法について、

ちょっと例を出してみます。


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とある学生Aさんに、僕からインタビューをしてます。

※ここでは分かりやすくするためにインタビュー形式にしましたが、実際は自分一人でもできる方法です。

僕:Aさんの人生の指針はなんですか?

A:「自分の子供が自分らしく生きれる家庭を築く」ということです!

僕:それはなぜですか?

A:私は親にたくさん良くしてもらったから、同じように自分の子供には良い思いをしてほしいからです。

僕:ちなみにどのように良くしてくれたんですか?

A:私の親は、私がやりたいことは全てやらせてくれたんです。

僕:例えばどんなことですか?

A:書道や水泳、テニス。他にもダンスもやりましたね。途中で飽きちゃってすぐ辞めたものもありますが、、

僕:それについてどう考えますか?

A:決して裕福な家庭ではなかったのに、自分のためにお金を使ってくれて感謝しています。

僕:その想いからAさんの人生の指針に繋がったんですね。

A:はい!私の子供にも何でもやらせてあげたいです。

僕:そのためには何が必要だと考えていますか?

A:お金はもちろん、自分自信の時間の余裕も必要だと考えています。

僕:どんな企業に入ればいいと思いますか?

A:年収が良くてワークライフバランスが保てる会社ですね。


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ここにきてBさんは「年収」と「ワークライフバランス」という、

「就活における判断基準(=就活の軸)」を見つけました。


この答えの出し方がめっちゃ重要なんです!


ただ、なんとなく、


「年収が多い方がやりたいことできるし可能性が広がるから」

「ワークライフバランスが保てる方が、自分の時間が取れるから」


という理由で就活の軸を定めるのは良くないです。



このように考えていると、裏付けが弱いので自分の中での納得感も低いですし、面接で相手に伝える時の説得力に欠けてしまいます。


ぜひ上にあげたような方法で、考えを深めていってほしいです!



以上で5つのステップ終了です〜


ちなみに必ずしもステップの1→5の順番で進まないといけないという訳ではないです!

やりやすい方法で試してみてください。



長々とお付き合いありがとうございました!!

明日も自己分析について書いていきます(^^)

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