見出し画像

【読書の付箋】オレンジ型組織からティール組織へのパラダイムシフト(『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』フレデリック・ラルー著、英治出版)

不定期かつ習慣的に読書するごく平凡な日常。
スローリーディングが好きなので、遅読遅読ですが、その日に読んだ本の、その日に読んだ部分だけ、自分なりの湯上がり感を、綴ります。

今日の書籍は、
『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』(フレデリック・ラルー著、英治出版)

【今日の付箋】
オレンジ型組織からフィール組織へのパラダイムシフト。【セルフマネジメント】


ビュートゾルフ以前のオランダの地域看護組織では、オレンジ型(達成型)の組織構成。看護師は営業や上司の管理により効率を重視。結果、看護師は、自らの仕事に納得するまで取り組めず、患者のケアに対する責任の所在を感じることが出来ず、看護師としての知識と誠意が汚されたと感じるに至る。

これに対し、後発のビュートゾルフは、セルフマネジメント組織としてパラダイムシフトを起こす。

セルフマネジメントといっても、現場への責任転嫁ではなく、組織として支援を行い自律的で有機的に看護師同士が意思決定できる環境を整えている(相互作用による問題解決という教育訓練を必須とするなど)。これによって組織は、それぞれの看護師の得意分野を活かした“自己実現のための階層性”を実現した。支配者のための階層性からのパラダイムシフト。

【ひとこと】

身につまされるところもある。いや、正直にいうと、身につまされている。

自分の加わっている組織は、割りと昭和平成な雰囲気がある機械電気系技術のアウトソーサーだが、技術者が尊重される点はあるが、事業の成長が達成型組織を築けたからという自己分析のもと、現在、次に向かってアクションをプランニングしているきらいがある。

今回のビュートゾルフの話を読み、本当にそうか?と。自己分析するなら、これまでの組織活動の強みは、技術者が尊重されプライドを持って働けた事なんじゃないか?と。

いいなと思ったら応援しよう!