心がしなやかでありますように。
昨年度からとってもとってもバタバタとした日々が続いていました。
っていうか、今も続いています。
そのバタバタの原因をお話しできるようになったので、少しだけ書き留めます。
新規プロジェクトのリーダーに
僕は短期大学の教員だったのですが、大学に新学部を作ることになり、その実務責任者として籍が同じ法人の大学に移りました。色々なことがあって何度も何度も心が折れました…。
心は弓矢のように柔らかくしていないとボキっと折れちゃいますよね。心を固くしておくのは危険なことです。
元々人間の心はしなやかなんでしょうけども、そこに仕事(誤解やすれ違いが起きやすいものです)、人間関係、疲れ、悩み、将来への不安が少しずつ纏わり付いて心をカッチカチに固くしちゃうんだと思うんです。
やっぱり定期的なメンテナンスをして心に油を指し、汚れを落とす作業をしなければなりませんね。
まぁとにかく、今の僕は自分の心の健康を保つのに日々必死なわけです。
学生さん、心は健康かい?
そんなわけで、私は管理的業務が中心になって、学生との接点が授業だけになったので、学生さんのことを十分に理解していない申し訳なさがあります。毎年この時期は短大2年生が実習に出かけます。やっと折り返した頃かな?
同じく短大2年生と大学4年生は就職活動ですね。本学は公務員保育士を目指す学生が多いですから、ラーニングコモンズには毎日一生懸命勉強している学生さんの姿が絶えません。昨日も土曜日だというのに遅くまで頑張っている学生の姿を見かけました(私は隣のジムで呑気に走っていたけれど)。
就職活動は長期戦です。そこに実習やら授業の課題やらが次々襲いかかってくることでしょう。それが心のしなやかさを失う原因物質になってしまうのです。血管にプラークが貯まると動脈硬化を起こします。同じように心にストレッサーがまとわりついて、心のしなやかさが奪われてしまいます。
心のしなやかさを保つために
この心にまとわりつく「何か」を除去するためには、どうすればいいのでしょう。厄介なことに、心に原因物質の「何か」がまとわりついている最中は自覚症状があまり無いのです。ボキッっていくときに気がついちゃうんですよねぇ。僕も手遅れでボキっていっちゃったことが何度もあります。ボキっていくと修復にはなかなか時間がかかります。時にうつ状態になったり、パニック発作を起こしたりすることもあるでしょう。以前も書きましたがベテランパニック発作キャリアの僕は、今でも時々こいつがやってきます(対処も心得たものです)。
あくまで僕の場合ですが、心にまとわりつく「何か」を洗浄するために、
①何もしない時間を作る
②何もしない自分を責めない→家族にも状態を伝え理解を得る(何もしなくても申し訳ないと思わない)
③必要以上に内省しない
ってことにこだわっているのです。
仕事中はどうしても難しいです。
でも、自宅では①②③を実践するようにしています。
卒業生のみなさん、心のメンテナンス、忘れてないかい?
卒業生のみなさんにも時々あってお話ししています。
1年目の卒業生は必死すぎる毎日を過ごし、
3年目の卒業生は自分の保育に「これでいいのか?」と日々悩み、
10年目の卒業生は上にも下にも気を遣い、
家族を持った卒業生は家族の幸せを願うばかりに、自分の幸せを後回しにしちゃって悩んでいます。
どうかみなさん、心のメンテナンス、時々思い出してくださいね。
愚痴を言うだけでも、「1時間何もしないぞ宣言!」でも、飲みに行っても、スポーツしても何でも良いのです。
世の中はストレスがいっぱい。そのストレスを跳ね返すためには心のしなやかさがどうしても必要です。
どうか、いつもしなやかな心でいられるように、労わりつつ新たな1週間を過ごしてほしいと願うのです。
で、僕の話
本学には2026年に「情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科」(仮称)が出来ます。このビッグプロジェクトを何としても成功させなければなりませんので、日々のストレスは小さくありません。
でも、とっても優秀な仲間が頑張ってくれています。
その仲間に支えられている幸せを実感しつつ、心を固くしないように心がけているのです。
新学部を設置するためにする膨大な作業は大変ではありますが、今のところ「わくわく」が優っています。この後もワクワクな日々を過ごし、自分の心に時々栄養を与えながら前に進みたいと願っています。
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