お客様を悩ませる焼肉屋さんの話（後編）
対話とマーケティングを通じて、ビジネスの成功と人生における幸せづくりのサポートをしています。U-WANの棚原 秀樹です。
今回は、僕が実際に体験したことを元にnoteを書いております。
この記事には前編があります。
前編：お客様を悩ませる焼肉屋さんの話（前編）👇
前編を読まないと後編の内容は、わけわからないと思います・・・なので、必ず前編をお読みになった後、後編（本記事）を続きとして楽しみください。
それでは、後編です^^
衝撃の焼肉たち
注文後、程なくして肉の盛り合わせが到着。
僕ら以外にお客さんはいないので、当然のスピード。
そして、肉の盛り合わせ。
とにかく、大・量！！！
「え？これ、小だよね？」
って言いたくなるくらい大量・・・
（写真撮っておけばよかった）
しかも、全部凍っている（笑）
解凍されていない・・・
「あぁ今日は客来ないと思ってたんだろうな」
って思うくらい凍っている大量の肉の盛り合わせ。
とりあえず、これを完食しないと、食べたいお肉の注文ができないので、ひたすら食べまくりました。
頑張って食べまくっているところにやってきたのは…そう。
・サラダ
・ポテトフライ
・ユッケジャンスープ
・玉子チャーハン
・トマトスライス
・キムチ
トマトスライスとキムチを除き、
まさかの大・盛り！！！
サラダはよしとしました。
だけど、ポテトフライとスープ、玉子チャーハン、そんなに無理だって・・・
って心の中で呟くと、
「うちの料理、多いからねー」
「ごめんねー（ハート）」
と美魔女が登場。
聞こえていたようです。
「マジで多いっす！」
って言った僕。
笑いながら、入店30分で折り箱を渡してくれる美魔女。
さらなる衝撃が待ち受けていた
ひたすら食べて、食べて、食べて、、、やっと大量の肉の盛り合わせを完食。
この時すでに、お腹は7割くらい・・・もうカルビとかいらないと思ったけど、妻がどうしてもというので、
ーーーー
一皿の量を確認して、
注文をするように
ーーーー
という合意の元、カルビを注文。
（焼肉屋でこんなこと考えたことない）
すると、凍ってもない美味しそうなカルビさんが。
敬意を表して『さん付け』になる僕と妻。
食べるともちろん美味い。これならもう一皿いける！となって、追加注文。
・
・
・
・
「ごめんね、さっきのカルビ、単品用だったのー」
「今度のは、食べ放題用でさっき違うからねー」
トンって音を立てながらテーブルに置かれた皿を見たら、
凍っているカルビ！！！
（本当にさっきと違うやつ）
（なぜ最初は、良いやつを出したんだ？）
美味いはずがないと思って食べたからか、美味しくなかった・・・
この店、スゲーなと思いながら、本当に最後のオーダーで、中落ちを注文するために、呼び鈴を鳴らしました。
今回、高めの食べ放題にした理由は、カルビと中落ちを食べるため。
なので、しっかりと食べてから帰ってやろう。そう意気込んでました。
テーブルに来たのはガチ美魔女。
「中落ちって量はどのくらいですか？」
僕が聞きました。この店でのテンプレとしていいと思う。
・
・
・
・
「すみません、今日は中落ち仕入れていないんです笑」
・
・
・
・
見つめ合う僕と妻。
（それ、先に言えたよね？）
ハッキリと聞こえたこの心の声。
夫婦のアイコンタクトで意思疎通ができているなぁとちょっぴり幸せな感覚になれた瞬間・・・・
とかじゃなくて、ビックリでしたね。
この2つの肉の違いで1,000円高い方にしたのに。。。
ガチ美魔女、隣で聞いてたよね？ね？
とは言わずに、
「了解っすー笑」
としか言えない僕。
ってことで、食べたい肉がほとんど食べられず終了。
居酒屋に入ったけど、お通しでお腹いっぱいになって、お酒も料理も満足にいただくことができなかった感じです。
衝撃は3段構え（ホップ・ステップ・ジャンプ）
で、最後に妻と子供がお決まりのアイスクリーム。
メニュー表には、
・バニラ
・抹茶
・ミックス
妻は抹茶が大好き。ミックスはバニラと抹茶だったらいいなとワクワクしながら、呼び鈴。
美魔女、登場。
妻：ミックスってなんのミックスですか？
美魔女：バニラとチョコよー
妻：あ、じゃあ、バニラと抹茶を一つずつで
美魔女：抹茶、切れているの、ごめんなさーい、チョコでいい笑？
・
・
・
・
ここでわかったことは、この店にいると夫婦は言葉を発しなくても、意思疎通がとれることを教えてくれる。
ということだった。
バニラとチョコを注文する妻。
ドンっ！！バタンっ！！
キッチンの奥から冷凍庫を開け閉めする音が聞こえる。
ルンルンで運んでくる美魔女。
もうお気づきかもしれませんが、
大・盛り！！！
焼肉屋さんでは出てこないだろう
レベルの大盛りアイス、しかも2つ！！！
お腹が悲鳴を上げる中、アイス完食。
大量のポテトフライトとチャーハンは、お持ち帰り。
そして、レジへ。
どうやら美魔女とガチ美魔女は、お夕飯をお召し上がりのようだった。
僕らの姿が見えたので、美魔女がレジへ。
「うちの料理、多かったでしょー」
「初めての人は分からないから、大変だはずー」
「だから、ちびっ子くんの料金は取らないからね（ハート）」
「たくさん食べられるようになったら、お金もらおうね笑」
マンゴジュースを買ってくれたり、子供料金を0円にしたり、色々と嬉しいことをしてくれる美魔女。
接客、人当たり、表情、言葉遣い。どれをとっても気持ちは良い。
ガチ美魔女は、学んだ方がいい。
そんな応対をしてくれる美魔女を背に、僕らの初来店は終了しました。
リピートしますか？？
帰りの車の中。
リピートはあるかどうかを妻と話しました。
重要なポイントはここです。
僕は今回、焼肉の紹介がしたかったわけでもなく、僕の心情についてわかってもらいたいとかでもなく。
（ちょっとは分かって欲しいかも笑）
ここまで読んでみて、、、
みなさんだったらリピートしますか？？
僕と妻との話では、
『迷う』
でした。
美魔女の接客は素晴らしいです。でも、お肉が凍っていたり、食べたい肉がなかったり、無駄に大量だったり・・・苦笑
改めて僕が行ったお店のポイントを整理しますね。
ーーーーーーーーーーーーー
[品質]
・肉は冷凍状態で運ばれてくる
・盛り合わせが異様に多い
・サイドメニューも大量
・食べたい肉の注文ができないほど多い
・美味しいカルビが出された後に、低品質のカルビを出してくる
・高めと安めの違いとなっている肉が在庫切れ
・アイスクリームも食べたいのが在庫切れ
[商品]
・メニューは大きく3つ
①安めの食べ放題
②高めの食べ放題
③単品注文
・①と②の違いはカルビと中落ちがあるかないか
・価格差は1,000円
＊本文中には書いてませんが、どれも高めの価格設定でした
[接客]
・明るくて、販売機でマンゴージュースを買ってくれる気が利く美魔女
（でも、本当はオレンジジュースがドリンクバーになかっただけ）
・愛想もよくて、状況を見て割引もしてくれる接客サービス
・愛想がないガチ美魔女
ーーーーーーーーーーーーー
この結果、僕らは迷う。
に至りました。
リピートを悩ませてしまっているたった1つの理由
今回、前編と後編に分けてお届けしましたが、今回のタイトルは、
『リピートを悩ませてしまっているたった1つの理由』
ですね。
では、何が原因で悩ませてしまっているのでしょうか？
それは経営の軸足がない
ということが原因です。
経営の軸足がないからいろんなところがブレてしまい、お客様（今回でいえば僕ら）が、次あるかなぁ、、、どうかなぁ、、、微妙だよね、、、となってしまうわけです。
3種類の経営の軸足とは？
経営における軸足は大きく3つに分けることができます。
S軸・K軸・I軸
この3つです。
どのビジネスも軸足としては、この3つに大別できると言われています。
この3つの軸に優劣はありません。どの軸足を選択してもOKです。経営者の判断です。ですが、今の時代はI軸を選択する方が戦いやすいとされており、特に規模が小さい企業、個人事業主であればI軸がより推奨されます。
今回、僕がいった焼肉屋さんの例ではこの3つの軸足の要素が混在していることが理由で、僕と妻は『迷う』という状態になってしまっているのです。
では、この軸足の詳しい内容とは何か？についですが、この3つの軸足について、詳しく解説した動画を作成しました^^
その動画の中で、
・それぞれの軸足の要素
・各軸足でビジネスを展開している企業例
・各軸足の特徴
この3つが分かるようになっています。
軸足の要素や特徴が理解できると、今回の焼肉屋さんの話で、僕が迷ってしまった理由についても納得がいくはずです。
そして、この記事をご覧の方で、経営をしていたり個人事業を営んでいる方であれば、我が社はどうなっているか？と自社を見つめて、これからどの軸足でやっていこうか？ということを決めることができたり、考えが整理されていきます。
ご自身のビジネスを見つめ直すことで、混在していた要素が発見できると、そこにテコ入れをするだけで、お客様を悩ませることなく、リピートを勝ち取ることができます。
ビジネスの思考の整理整頓と、今後の方向性を定めるキッカケと、来てくれるお客様を大切にしながら売り上げを上げることに繋がりますので、よろしければ、下のリンクをクリックして動画をお受け取りください^^
ビジネスの方向性を整理する糸口を受け取る👇
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました！
よろしければ、スキもお願いします^^
LINE公式もやってますので、ご興味あれば。
毎週月曜日の朝、仕事前にやる気がアップするメッセージをお届けしています。