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『怒り』という感情を活かす
U-WAN代表の棚原 秀樹です。
対話を通じて“みんなで”会社を良くしたいという想いを持つ経営者のサポートをしています。
今日は『怒り』についての記事を書いています。
家庭でも、仕事でも、生きていると『怒り』の感情が出てきますよね。
「出てきたことなーい」という方も中にはいらっしゃるかと思いますが(笑)
怒った時、怒られた時どちらの立場になっても、この感情はあまり気持ちがいいものではないですよね。ネガティブになりがちで、怒らないようにすることがほとんだと思いますし、怒られたら凹んだり、悲しんだりしてモチベーションが下がったりします。
あまり良い影響をもたらさないイメージのこの『怒り』という感情。
実は、『人を知るためのヒント』になるんです。
今日はそんなお話ですので、ご一読ください^^
怒られても落ち込まない方法とは?
答えは、『そのまま受け取らない』ということです。
つまり相手の怒りをどう捉えるかが重要になってきます。
人からの怒りが含まれた言葉や態度、反応を見ると傷ついたり、やる気がなくなったり、中には同じ怒りの感情で反応をしてしまうことがあります。というかそれが、ほとんどです。
そうならないために、相手の怒りの感情や言葉をそのまま受け取らない方がいいんです。
じゃあ、そのまま受け取らない方法は?というと、
怒りの正体を見に行く
ということです。
怒りは2次的な感情
怒りは2次的な感情と言われています。
2次ということは、「最初の感情」が存在しています。
それが怒りの正体です。
怒りというのは、何か最初に感情や気持ち、背景などがあって、その結果出てくる感情なんです。
となると、『怒りは本音じゃない』ということになります。
だから、そのまま受け取る必要がそもそもでないんです^^
本音じゃないことは、受け取っても仕方がないです(苦笑)
対人関係においては、お互いの本音や本当の気持ち、本当のことなどを話し合うことが、とっても重要になってきます。
つまり、怒りという感情は『人の本音を知る』キッカケにすることができるのです。
怒りの前の感情とは?
一般的には、大きく分けて4つです。
①罪悪感
自分が、悪いことしたと思っている・分かっているけど、素直に認められないから、キレたりするパターンです。
②期待
きっとこうしてくれるだろうという期待が裏切られた時に怒ります。
③劣等感
負けを素直に認めたくない、認めるのが怖いというのがあったり、弱さを認められない時に抵抗して怒ります。弱い犬ほど吠えるという表現は、ここが該当します。
④寂しさ
あえて不機嫌になることで気を引いたりします。不満をぶつけて注目を浴びるのもこの類。
このような感情・気持ちが最初に存在していて、それを隠す時に怒りが使われているんですね。罪悪感、期待、劣等感、寂しさなどが満たされない時が怒りの出番です。
ちなみに怒っている本人は、この4つのことは自覚していません。無意識です。怒りは強いエネルギーを発するので、本人が自分で最初の感情に気づくこと、至難の業でもあります。
怒りの捉え方を変えてみよう
このように怒りという感情は、本当の感情ではないです。だから、言葉通りに受け取る必要がありません。
じゃあ、どう捉えたらいいかというと、至ってシンプルです。
・あ、なんか、悪いことしてるのかも😎(いけない奴だ)
・何か期待してくれているのかな?(嬉しいな)
・悔しいのかな(かわいいなw)
・寂しいのかな?(どうしてだろう)
という視点で捉えてみることをオススメします。
カッコ書きのところは、ちょっとしたお遊びですが、僕は気持ちが穏やかになりやすいですし、その人の背景や理由が見えてきます。一層、その人のことを理解するには、このような眼差し(スタンス)も大切です。
このような捉え方、スタンスが持てるようになると、自分自身がネガティブな反応に振り回されることがなくなります。
怒りをぶつけられてもショックを受けることもなく、対立することもなく、自分を責めることなく、安定した人間関係を築くことができます。
まとめ
怒りは相手のことを理解するためのヒントになります。
もちろん、自分が誰かに怒りの感情をぶつけてしまった時は、自分を理解するためのヒントになります。
怒りという感情を通して、自己理解と他社理解を深めることができるのです。
とは言っても怒られる時は、相手は「アナタのせいで!!」のように、強めのエネルギーで向かってきます。自分も冷静さを欠いています。
だから、言うほど簡単ではないです。
だからこそ、客観的に冷静な目線で話が聴ける誰かが必要なんです。誰かが一緒だと怒りを〝ヒント〟に変えやすくなります。
上司や部下との間で、イライラしている時などは僕は間に入って、最初の感情を引き出し、伝える役割をやったりしています。難しいからこそ、誰かにお願いするのも一つです^^
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
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