【実録】『みっしょん!?』 の話。・3 25.2.9

1994年、諸事情により、東京から田舎に帰ってきた。
抜け殻になって。(お察しください)

さあ困った。

当初移動は自転車を使っていたが、だだっ広い田舎では距離に限界がある。
なので遠出のときは、家族が運転する車の助手席に、毎回ちょこんと乗る24歳男。
まぁね。
肩身が狭いやね。

ハンドルを握れるほどの技能が無いことは自覚している。
しかし、いつまでもこの状態でいいはずもない。
ビデオレンタル店で、スパッと免許証出して、スムーズに会員証作りたい。

そのためには、自動車教習所に行く必要がある。

教習所、と言えば――

『やっぱり猫が好き』というシチュエーションコメディで、かや乃姉ちゃん(もたいさん)が教習所に行く回があって、クセ強教官にキレ散らかしていた。

1994年公開の映画『免許がない!』は、運転免許を持っていないアクションスター(舘さん)が秘密裏に教習所で免許を取る話で、これにもまた、“個性的”な教官が多数登場する。

うーん……
ま、アレだよね
フィクションだから、大げさに演出してるんだよね。
流知ってるんだから。(このころはこのハンドルネーム使ってないけど)

とにかく
「助手席ちょこん」はもう嫌なの!!

そんなわけで

イクゥ

と決めたのは、『免許がない!』と同年の、1994年晩秋。

となると
あとの問題は
ウン十万の教習料。

……どうしよ。

(つづく?)


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