かまくらぐらし! の話。・2 25.1.25
一言で「雪国」と言っても、土地によって雪の降り方は様々。
うちの地方の場合は、12月の中ごろドカッと降って、3月下旬までその状況が続く。
もちろん、冬の間ずっと降り続けているわけではないが、一度積もった雪はよほど暖かくならないと解けないので、根雪の上にさらに雪が積もる「ミルフィーユ状態」に。
重く硬い雪が屋根に乗っかったままでは、当然家は痛むし、戸も開けづらくなるので速やかに何らかの処置をしたほうがよい。
みなさんがテレビなどでよく見るであろう、屋根の上に乗っかって雪下ろしをする方法は、手っ取り早い一方、危険も伴う。
屋根から人が落ちたり、落雪が頭の上に直撃して埋もれたりと、ほぼ毎年のように落雪関連の事故がローカルニュースで報じられる。
屋根に雪が乗っかり続けるのを防止するためには、屋根にペンキを塗り直して、滑りを良くする方法もある。こうすると、本格的に屋根に積もる前に落ちる。ただし、落ちた雪が消えてなくなるわけではないので、雪かきをしなければならないのは結局同じ。
逆に雪が屋根に留まるよう金具を付けて、「雪止め」をする家もあるが、豪雪の年は恐ろしいほどの雪が乗っかったまま。まれに、古い家屋・小屋が重さに耐えきれず倒壊することも。(実際に近所の小屋でそういうことがあった……)
また、ここでも前に書いたが、屋根から落ちた雪が隣の家の敷地に落ちた場合、ご近所トラブルに発展することもよくある。
ほどほどの雪であれば隣に落ちる前に除雪するが、大量に雪が降った場合は、もうどうにもならない。なので、最初から隣家との境に、金属製の雪止め板を設置している家庭も少なくはない。
(つづく?)
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