少しずつシニアへ……の話。・1 24.12.18

前回、54歳で亡くなった彼女の思い出話をした。
人生の終焉を迎えるにしては若すぎるものの、一般的に50代はミドル(中年)からシニア(高齢者)に移り変わりつつある年代ではある。 
ただ、「人生100年時代」の観点からすると、まだ折り返しに入ったばかり、とも言えなくない。

僕も今年で55歳。子供どころか孫がいてもおかしくない歳である。
いないけど。
パートナーも友人も何もかも。
友人に関しては、できそうになる直前で、必ず、思いもしなかったお相手の一面を引き出してしまい……。

(……きこえますか……今……あなたの……心に……直接……呼びかけています……あなたがフォローしているのはこのような人間です……)

それはさておき。

のっけから脱線するが、20代から30代にかけて、さまざまな結婚相談所からのセールス攻勢が続いた。
それが、ある時期を境にパタッと来なくなった。

……いや、最後に「お宅の流さん、まだ独身ですか」ってのがあったが。

安堵したと同時に、「世間ってそんな感じなのか……」と思った。
別に40代だろうと50代だろうと、商売なのだから結婚を勧めてもいいはずなのだが、もはや業者には相手にされていないようだ。
なお、さすがに、シニア向けの結婚相談所からのセールスはまだない。

(つづく?)


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