追悼・大山のぶ代さん・1 24.10.18
声優の大山のぶ代さんが、2024年9月29日、老衰でお亡くなりになった。
ショックはショックだが、90歳という年齢を考えれば仕方がないのかもしれない。
僕は1969年生まれで、テレ朝版第一期アニメ『ドラえもん』が始まった当時は、9歳だった。
おそらく大半の方と同様、『ドラえもん』(以下『ドラ』)の声優として、初めて大山さんの存在を知る。
大山さんご自身はそれ以前にも、古くは人形劇の『ブーフーウー』、アニメでは『ハリスの旋風』、『サザエさん』、『無敵超人ザンボット3』などにもお出になっていたが、さすがに生まれる前・生まれた直後、もしくは当地で放送されていなかったため、記憶にない。
『ドラ』放送開始と同時期に世は第二次アニメブームとなり、『ドラ』も瞬く間に人気番組となった。
子供向け雑誌でも『ドラ』などアニメのアフレコ風景が特集され、女性が少年役を演じるのも、なんとなく理解はしていた。ただ、大山ドラがあまりにもハマりすぎて、おばさん(失礼お許しを)が演じていることが理解できていたかまでは、よく覚えていない。
子どもの僕は『ドラ』の熱烈なファンで、『ドラ』ブームの真っただ中、漫画・テレビはもちろん、レコードも買い、映画も観させていただいた。
そして、ファンとしての熱が高まった末――
何を思ったか、僕は、大山さんに直接会いたいと考えるようになった。
それだけではなく、実際に行動に移すことになる。
(つづく?)
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