かまくらぐらし! の話。・3 25.1.26

屋根を直接電気で温めて、雪を解かすシステムもあるが、電気代がかかりすぎて、現在はあまり主流ではない。僕の知る範囲では。

最近の雪国家屋のトレンドは「無落雪屋根」で、読んで字のごとく雪が落ちない構造。
では、積もった雪はどこに行くかというと、いくつか屋根の種類はあるものの、一例としては、M字型屋根の谷の部分に自然に解けた雪が流れ、真ん中を通る電熱ヒーター入りの樋《とい》を伝わり、下に落ちていく。
これであれば、屋根の雪下ろしをする必要はないが、

・雪の重みで建物全体に負担がかかる
・雨漏りのリスクが高まる
・定期的にメンテナンスが必要

などのデメリットも。もちろん、設置に当たり、それなりの費用は覚悟しなければならない。

そして、屋根から雪が落ちなかったとしても、玄関前や家周辺の除雪はまた別問題。
それらの雪の処理はどうするか、だが――。

(つづく?)


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