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●●●●に救われる 21.1.17

いまだに当時のはっきりした記憶が無い。途切れ途切れ。

このころは飛田流史上最悪の時期で、現在のようにネットが発達しているわけでもなく、誰にも自分の文章を見られないままゆるやかにタヒんでいくのだと思っていた。
この年の末辺りにWindows95の爆発的なブームが発生し、ネットバブルに乗ってちまちまと稼いでいた。ノンケエロ小説の投稿を始めたのは、もうちょっとあと。

「生きていて良かった」という実感はあるような無いような……だが、こうして、毎日駄文が書けて、見てもらえているのは悪い事でもない。(お金がムニャムニャだったらもっといいけど……)
同時に、ネット上でコメントのやり取りをしていただける方も少数ながらいて、ぼっちなりにありがたさも感じる。

51歳でこのポジションなので、人生の“落語”者になりつつあるのかもしれないが、まずは生きてこそ。

阪神・淡路から26年、東日本から10年、あれほどの災厄はもうないだろうと思いきや、ある意味それを上回る事態で、もう一年余り世界が苦しめられている。
この状況下で生き抜くのは、現時点では三密忌避・(うがい)手洗い・マスク・不要不急の外出を避ける――ことが必要となる。
もちろん色々不満もあるだろうし、僕も同意するが、やはり、まずは生きてこそ。

生きていれば必ずいい事があるとは言えないが、ないとも言い切れない。
わからないからこそ人生。
「あなた」がここを見てくださっているのも人生の不思議。

そうそう、いま急に思い出したんだけど
さっき書いた飛田流史上最悪の時期で、抜け殻状態だった時、ある漫画を読んだんだけど
深刻な顔で断崖絶壁に立つセーラー服の女子高生。そこへ、なぜか老人が現れる。
「生きてたってなにもいい事ない」という女子に、
「生きていればいい事はあるさ。友達と好きな映画を観るのもいい、美味いものを食べるのもいいだろう」
と説得し、「だが、いちばんいい事は――●●●●だよ(ニター)」
そのあとは、まぁ、「そういうこと」になるのだが……。

この、まさかのC級エロマンガに心を救われたのだから、ほんとに人生は思いがけない事の連続。

というわけで、僕も「あなた」も、もうちょい生きてみよう。
もしかしたら、また風向きが変わるかもしれない。


では、そろそろ寝る。
いつか●●●●できるパートナーができますように。
できなくても生きるけど。



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