追悼・大山のぶ代さん・3 24.10.20

中学辺りで、毎週『ドラ』のアニメを観るガチファンからは卒業したものの、それ以降も『エスパー魔美』・SF短編集など、高年齢向け作品にシフトしつつ、藤子(・F・)不二雄作品には親しんでいた。

そして、僕が大学に入ったころ、大山さんはプロ級の料理の腕を生かし、主婦向け番組で料理コーナーも担当していらした。
そのコーナーでは、大山さんが姑・女性アナが嫁という設定で、「嫁姑クッキング」なるものを実演。料理の腕がいまいちであろう女性アナに大山さんが(役柄上)チクリと言うと、女性アナがつい涙。
うろたえることなく、「本当の嫁姑(の関係)はもっと厳しいのよ」と大山さん。

それまで、ドラのように「ちょっととぼけたおばさん」みたいなイメージを勝手に持っていたのだが、江戸っ子と言うこともあり、プロ意識が高く、サバサバしたご性格にも見受けられた。

また、ご著書も拝見したのだが、オトナ向けの艶っぽい話もあったりと、当たり前だが、ドラとは違う一面も。

そして、2001年、ご自身の直腸がん判明がきっかけとなり、2005年、他の主要メンバーと一緒に、『ドラ』を卒業することになる。

(つづく?)



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飛田流@小説書く人
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