【実録】『みっしょん!?』 の話。・8 25.2.14

【いよいよ本試験】

年が明けて免許センターへ。
自転車で行ける距離ではなく、そもそも真冬。免許が無いのにどう行ったのかは覚えていない。
普通に考えれば家族に送ってもらったはずなのだが、その記憶もない。

本試験では適性検査と学科試験があるらしいが、教習所の自習室で、常にぼっち勉強していたため、そこまでの不安は無かった。

そして、合格発表。
電光掲示板に合格した受験番号が表示される。

(……あれ)

僕の番号が無い。

ここらへんの記憶もあいまいなのだが、僕の番号はわりと後のほうで、掲示板のトラブルか何かで、表示されていないと思ったのかもしれない。

合格したのかそうでないのか不明な状態なので、とりあえず係員のおじさんに問い合わせてみる。
その結果、僕が掲示板の自分の番号を(たぶん)見逃していたことが判明。

係員「私達のミスではありませんからね。あなたのミスなんですからねっ」

はいはいわかりました、私が悪うこざいました。(とは口に出さないけど)
他は忘れても、こういうことは、ずーーーっと覚えている。

その後、合格者が集められた会場で、ついに免許証をゲット。
教習所に行き始めてから、三か月ほど掛かった。

それから30年。
この間大きな事故もなく、今日も僕はハンドルを握っている。
もちろん、ヒヤリ・ハットな事例は何度かあったが、それを次の運転の教訓に活かすように。

ただ、教習所卒業以来、マニュアル車は一度も運転していない。
それはそうだよね。レンタカーを予約しても、100%オートマ車しか出てこないし。

(つづく?)


いいなと思ったら応援しよう!

飛田流@小説書く人
いただいたサポートは、飛田流の健全な育成のために有効に使わせていただきます。(一例 ごはん・おかず・おやつ・飲み物……)

この記事が参加している募集