犬を迎えた2日目以降の過ごし方
虎鉄ちゃんお迎え2日目以降の様子はコチラ↓親バカだけど可愛いです。
同居動物との顔合わせ
お家の中ですでに犬や猫などの先住動物がいる場合、初顔合わせはとても慎重に行う必要があります。
注意しておきたいのは、1つのお部屋で新しく迎えた犬と先住動物を、いきなりフリーの状態で引き合わせてはいけません。初対面でも相性がいい場合もありますが、どちらか一方が攻撃的になり、他方の犬や猫を威嚇したり傷を負わせる可能性がありますので、ひとつ屋根の下でしあわせに暮らしていくには最初が肝心と言っても過言ではありません。
先住動物が犬の場合
対面させる前に、先住犬に新しく迎えた犬の匂いが染みついたタオルやシーツ、クレートなどの匂いを嗅がせてみましょう。また、新しく迎えた後輩犬にも先住犬の匂いが付いたものを嗅がせます。
犬は初めて嗅ぐ匂いにクンクンと興味を示し、探りを入れるはずです。匂いに慣れてきたタイミングでようやくお互いを引き合わせます。
先住犬と後輩犬それぞれに必ず首輪やハーネスを装着して、犬達が自由に動けないようにリードでコントロールしながら後輩犬がいる部屋に先住犬をゆっくり入れて対面させます。
後輩犬が活発で社交的な犬の場合、すかさず駆け寄ってきて先住犬の耳などの顔まわりやお尻の匂いを嗅ぐかもしれません。引っ込み思案の犬の場合、ゆっくりと円を描くように少しずつ近づいてきてやや遠慮がちに先住犬のお尻の匂いを嗅ぐかもしれません。
いずれにしても、飼い主がしっかりと先住犬の動きをリードでコントロールしていますので、どちらか一方が攻撃的になってしまう可能性は下げられます。
最初の挨拶が終わり、お互いが攻撃的になる気配が見られないことを確認できましたら、リードを離してお部屋の中をフリーにさせてみましょう。お互いがお尻の匂いを嗅いだら挨拶完了です。
その後は、焦らずゆっくりと仲良くなっていけばよいでしょう。
先住動物が猫の場合
猫は非常にデリケートな動物なので、身体を拘束することも、いきなり新しく迎えた犬と対面させるのもNGです。
特に猫は自分のテリトリーの変化を極端に嫌うため、デリケートな猫を捕まえて、いきなり知らない犬を対面させるのは相当なストレスを与えます。
まずは、猫に犬の匂いがついたタオルなどを嗅がせ、犬にも猫の匂いが付いたものを嗅がせるところから始めましょう。
そして、あらかじめ犬が絶対に届かない場所に猫の隠れ家を設置し、強引に対面させるのではなく、猫の方から自主的に隠れ家から出てくるのを待ちましょう。
猫によって個体差もありますが、警戒心が強い猫の場合、1週間やそれ以上かかることも多くあります。
しかし焦って無理に隠れ家から引きずり出すことは絶対にしてはいけません。あくまでも猫のペースに合わせてあげてください。
また、新しい動物がテリトリーに入って来られるのは猫にとってとても大きなストレスです。
常に猫の様子を気にかけて、少しでも下痢や嘔吐、食欲不振などの異変があれば、すぐに動物病院に相談しましょう。
家に赤ちゃんや幼児がいる場合
犬と赤ちゃんが寄り添う姿はとても微笑ましいです。しかしちょっとした油断で咬傷事故につながる危険があります。
犬との信頼関係があり、保護者がそばにいれば犬が子供に噛み付くことは無いと思い込んでいる飼い主は多くいます。
しかしながら、犬による咬傷事故は例え犬が攻撃的なっていなくて、とても穏やかに過ごしていても、また小型犬でも家庭内でも突然に発生します。
それまではおとなしく接してしても、犬は突然の大きな音や身の危険を感じたり、体に痛みがあったり、急に食べ物を取り上げられたりすると吠える、噛むなどの攻撃行動に出ます。
またお子様と遊んでいる際に最初は軽くじゃれあっていても、段々と興奮状態になり遊び攻撃行動になることもあります。
『うちの子は臆病でおとなしく、吠えたり噛んだりしないから』と決して過信せず、重大な事故に発展する危険性があることを忘れずに、赤ちゃんや幼児のそばに犬が近寄る際は必ず保護者が監督を怠らないように油断は禁物です。
健康診断
犬が新しい環境に慣れてきたら、なるべく早いうちに一度動物病に連れて行き健康診断を受けましょう。
その際に、今後の混合ワクチンや狂犬病ワクチンなどの接種プログラムについて獣医師と相談します。
また、ノミ・ダニ、フィラリア対策予防についても獣医師から説明を受けましょう。
子犬の場合、この時期はまだ免疫機能が万全ではないので、クレートやキャリーで運び、病院内でも他の動物と接触しないようにくれぐれもクレートやキャリーから出さないようにしてください。
犬の登録
狂犬病予防法により、犬の飼い主には飼い犬を市区町村に登録すること、および交付された鑑札を犬に装着することが義務つけられています。
鑑札のない犬は捕獲の対象になり、また飼い主にも20万円以下の罰金に処せられる場合があります。
ペットショップや動物病院の中には、市区町村から委託を受けて登録の代行を行なっているところもありますので事前に確認しておきましょう。
犬の登録期限
生後90日齢以下の犬の場合は、生後91日齢〜120日齢の間に居住地を管轄する市区町村へ登録。
生後91日齢以上の犬の場合は、犬を取得してから30日以内に居住地を管轄する市区町村へ登録。
登録には印鑑と登録手数料3000円が必要です。登録後、市区町村から『鑑札』が与えられますので、飼い主は犬に装着しなければなりません。
紛失した場合は再交付料金として登録手数料の半額程度で再交付して貰えますので、迷子対策のためにも必ず犬に装着しておきましょう。