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[二十四節気:小雪]里芋とココナッツミルクのマスタードチキンカレー
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二十四節気「小雪」
2024/11/22〜12/6「小雪」
11月も半分過ぎると我が家から見える山の上部がうっすら雪化粧する日も多くなりました。
いよいよ氷点下を覚悟…と思いきや半袖でも暮らせるような暖かさになったりと異常な気象と本来の季節感がせめぎ合いながら「立冬」からあっという間に迎えた「小雪」。
季節が間延びした「ゆるさ」が時間の感覚を少し狂わせているのかもしれません。このままだと心の準備も出来ぬままに冬本番を迎える…なんてことにもなりかねない状況。
でも今年は二十四節気カレーチャレンジのおかげで、毎回カレーを作るたびに現在地を確認できます。
次の12/7にはいよいよ飛騨スパイスカレー研究所の研究・製造拠点がオープンする…という飛騨スパ研今年最大のイベントも年の瀬の時間の速さを後押ししているようです。
相変わらず荒れた世の中。国民がマスメディアの情報を鵜呑みにせず精査しなければならない…という認識を持てたのは、この荒れた世が生み出した最大の功績だと個人的には思っていますが、それでもまだ地上波の情報や大手メディアの正当化は止まらず、情報操作は続いていくんでしょう。
若いから…年寄だから…関係なく、これからを生きていくうえで思考停止は禁物です。
なんなんでしょうね?この日々緩むことのなく増すばかりのなんとも言えない危機感。
そんな時は美味しいスパイスカレーを食べて一旦ギアをニュートラルに戻したい…。このチャレンジを始めてから、少なくとも年間24回は自分のギアを確認する機会を美味しさと同時に得ることが出来ています。
というわけで、「小雪」のスパイスカレーです。
【里芋とココナッツミルクのマスタードチキンカレー】
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飛騨スパ研もメンバーの一員であるキャンプ系のイベントチーム「飛騨ガレージブランド連合」所属メンバーのお父様から、先日大量の野菜をいただきました。立派な大根に蕪、そして里芋。
なかなか食べ甲斐があって美味しくいただきましたが、本当に減っているのか?というくらいまだまだあります。
「小雪」はこの里芋でカレーを作ろうと脳内でレシピを構成していると、10月に大阪油野美術館で開催された「カレー事情聴取」で食べた「マスタードのキーマカレー」を思い出して、里芋とチキンとマスタードで作ってみよう…と作ったのがコレです!
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自家製の粒マスタードの酸味と辛味がココナッツミルクによく合います。
スタータースパイスもマスタードシードのみ。
今回はトマトを入れずにマスタードの味わいを前面に出すようにしてみました。コレがなかなか癖になる味わい。
このカレーには豚バラ肉や肩ロースも合いそうです。
仕上げにはやはり国産オーガニックレモンと塩気の調整には梅酢を。
今回はとてもシンプルな構成なので、レモンや梅酢の添加がダイレクトに感じられて、こういう変化がわかりやすいと料理は俄然面白くなります。
自家製マスタードはマスタードシードさえあればとても簡単にできるので是非チャレンジしてみてください。レシピは検索すればたくさん出てきます。
もちろん市販の粒マスタードでもOK。
里芋が美味しい季節です。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
【レシピ】
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材料 ー4人分ー
□ココナッツオイル 大さじ3
□玉ねぎみじん切り 1個分
□にんにく(みじん切り)12g
□生姜(みじん切り)15g
□水160ml
□ココナッツミルク 200g
□塩糀 大さじ1
□梅酢 大さじ1
□粒マスタード 大さじ2
※粗挽きマスタードでもOK。粗挽きだとより辛味が感じられます。
□基本のカレーパウダー”マイルド” 大さじ2
□鶏もも肉 300g
□里芋 300g
□レモン汁(国産)大さじ1
ーテンパリングスパイスー
□イエローマスタードシード 小さじ1
□ブラウンマスタードシード 小さじ1
【作り方】
□下準備
◯カット
・玉ねぎ、にんにく、生姜はみじん切りに、里芋は皮を向いて一口大にカットしておく。
・鶏もも肉は皮を剥いで一口大にカットして、塩糀でマリネしておく。
1.鍋にココナッツオイルを入れマスタードシードをテンパリングした後、玉ねぎを飴色になるまで炒める。(玉ねぎがきつね色になったくらいでにんにく・生姜を投入する)
2.1に基本のカレーパウダー”マイルド”を入れて弱火にかけながらよく混ぜ粘り気が出てきたらマリネした鶏もも肉(塩糀ごと)と粒マスタード入れる。
3.鶏肉の表面に火が通ったら里芋とココナッツミルク、水を入れよく混ぜ沸騰させた後、弱火にして30分ほど煮る。
4.最後にレモン汁、梅酢で味を調整したら出来上がり。
基本のカレーパウダー”マイルド”はコチラからご購入いただけます。
新拠点のご案内
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次回12月7日「大雪」は大安吉日でいよいよ飛騨スパ研の研究・製造拠点兼店舗がオープンです。
営業が落ち着いてきたら、二十四節気カレーも食べていただけるようにしたいと思っていますので、飛騨古川に来られた際はぜひ!
なお、基本研究・製造拠点のため、スパイスカレー食堂としての営業は週3日ほど(水・金・土を予定)を予定しております。
場所や毎月の営業日のご案内については追ってInstagram等でご案内してまいりますので、チェックしてみてくださいね。