山や森を抜けて海が見えると目的地は近い!そんな気がする。家族で暮らす旅in石川県穴水町#1
はじまりは代打。今日のライターは夫です。タイトルだの写真だのは模索していこう。
みなさん、こんにちは。いつも「フリーランス妻と主夫ののんきな毎日」のnoteを読んで下さり、ありがとうございます。
今日はじめて夫がnoteを書いています。ちなみに家族における私のメインの仕事は掃除・洗濯・料理やら、子どもの送り迎えに寝かしつけ、そして何より一番大事な妻の世話・・・笑 つまりライターである妻(noteはちょっとクセが強めですが、ちゃんとした文章も書いているようです)の文章を横で読んでいるだけのド素人です。親心たっぷり目で見てもらえると嬉しいです。なぜ、急に私が記事を書いているのかはおいおい・・・
自らハードルを下げたところで、さっそく本題に入ります。我々家族が今回訪れているのが、能登半島の中央に位置する石川県の穴水町という港町。自宅のある流山を夜中に出発し、約9時間、後部座席で爆睡する子ども達と何故か過去の恋愛トークで盛り上がる恥ずかしい結婚7年目アラフォー夫婦。結局ほとんど仮眠も取らずに能登半島へ着いてしまった(これが後に悲劇を生むことになるとは、まだ誰も知らない)
町に着いてはじめに訪れるのは、もはや定番の役場。地域おこし協力隊の後藤さんと高橋さんのお二人に町を案内していただくことに。「さっそく出発!」
まず訪れたのが穴水町の認可保育園「神杉保育園」。0歳~5歳まで23名の子ども達が登園しているそうです。まず出迎えてくれたのが野生のキジ!!道路をチョコチョコと横断していました。保育園の周りは竹藪など緑に囲まれ、神社の隣にあることで神秘的な何かに護られているような空気を感じました。道場のような看板をくぐって中にはいると大きな窓から緑がのぞき決して大きくはないものの、たくさんの絵本が並んでいてあたたかみを感じられる教室でした。
子ども達はちょうどお昼寝中ということで静かに先生達と談笑していたところ、「お電話です、どうぞ」といきなり受話器を渡されました。「??」と戸惑っていると「園長からです」とのこと。出張中の園長先生がどうしても話がしたいとまさかの電話で登場してくれました!絵本やアート、夏の海や冬の雪など四季を感じながら自然の中で身体を動かすことを大事にしていると話す園長先生は、子ども達を想うあたたかい気持ちが受話器越しに伝わってくるとても熱心で素敵な先生でした。今度は是非直接お会いしたいです。
私たち家族が暮らす旅をする中で子ども達にも世界に(日本にしか行っていないが)暮らせる場所がたくさんあることを知って欲しいと思っています。自分で暮らすことを選べるようになったとき、選択肢をたくさん持っておけるように。そんな中、今回はじめて保育園の見学が叶いました。紹介して下さった協力隊の方、忙しい中快く受け入れて下さった園の先生方本当にありがとうございました!
一通り園を見学させて貰って、「ありがとうございました」と御礼をしたところで、先生が「せっかく来てくれたから、特別に」と隣の建物に案内してくれました。のれんをくぐるとそこには・・・人形、人形、人形!いや、町だ!人形の町が広がっているではないか!1つ1つ丁寧に作られていることはもちろん、おじさんの中にある少年の心までくすぐられてしまう昭和レトロ風のリアルな町のジオラマ。実際に穴水町に存在するお店や保育園の名前もあり、部屋の中の小物までかなり細かく作り込まれている。実はまだ一般公開されておらず、見たのは我々で2組目だそう。穴水町の新たなスポットになるかもしれないものを訪問初日の我々に紹介してくれるオープンな人柄にも感動でした。
次に訪れたのが、農家民宿の「兜ガーデンファーム」。修学旅行生や最近では企業研修なども受け入れているそうです。コワーキングスペースも近日オープン予定ということで、ワーケーション先としても期待できそうです。オーナーは横浜からの移住者でもある小栗さん。穴水町への少し辛口ともとれる意見の中に本気でこの町の将来のことを考える愛情を感じました。穴水町にはのと里山空港があり、羽田まで1時間のフライトという近さ!関東近郊で多拠点生活をして月に数回、東京に新幹線通勤というケースは聞いたことがありますが、交通の条件的には変わらないではないか!
そんな「兜ガーデンファーム」で、まず目に入ったのはすごく綺麗に飼育されているヤギ達。すると柵の中から1番小さなヤギを出して、膝にのせているではないか!ヤギも居心地が良さそうに大人しくちょこんと座っている・・・「大事に愛情を持って丁寧に育てているから」と言っても、画的にもとても不思議な光景でビックリしました。
他にも秘密の場所として案内されたのは道のない森の中。抜けた先にはワイン用のぶどう園がつくられていました。能登ワインも有名な穴水町ですが「やってみたかったから」とチャレンジするその行動力に脱帽でした。
施設内を歩く度に「バーベキューハウスは作成中だよ」とか「この木と木の間にツリーハウスを建てたい」とか「ここの細長いスペースはターザンロープがよい」と、まだまだやりたいことが尽きなそうな小栗さん。次に来る頃にはまた新しい「兜ガーデンファーム」が見られるような気がしました
1日目からたくさんの町民の方に会うことができて非常に濃い、盛り沢山の1日でした。お会いした方々は物事をはっきりと伝える印象で、聞く側もそれを素直に受け入れる関係性があるように感じました。
移動の疲れもあって、娘は滞在先の家に帰ってから朝まで爆睡し、妻はアレルギーが出てきて同じく爆睡しております。(最初に悲劇とか大げさに言ったことを後悔)でも息子だけは元気!なぜ!?
いつも書いている妻の大変さを感じつつ、書くのは意外と楽しいかもしれない。夫が書く第二話はあるのか!?
つづく?
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