田辺聖子「愛してよろしいですか?」



昔の読書記録ノートの紹介。

田辺聖子「愛してよろしいですか?」

「夢のように日は過ぎて」のタヨリの印象が強すぎるけど、本書の主人公・斉坂すみれも相当強烈な女性。

すみれは34歳の独身OL。

旅先のローマで、大学生の矢富ワタルと出会って、恋に落ちてしまうって訳。

読んでて結構ハラハラさせられた。

ワタルが約束した夜に家に来なかったり、お金を借りたまま連絡してこなかったり・・・。

2人のその後が気になるけど、多分すぐに結婚はせず、しばらくお互い自分の時間も大事にしつつ、2人の時間も楽しむって感じだと思う。

それと、本書で学んだ恋の作法は、相手をじらして興味を引かせる、という事。

バカ正直にならず、時にはウソも必要って訳。

まさに、恋のかけ引きってやつ。

現実に、そうかけ引きが上手くいったりはしないかもしれないけど、覚えておこう。

それと、30過ぎても女は少女になっちゃうもの。

(過去の読書記録ノートより)


この本を読んだのは、2011年1月〜2011年2月12日。

相変わらず田辺作品を存分に楽しんでいたことはよく伝わってくるのだけれど、自分の書いたものを読み返すと恥ずかしい。


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