えっ?アクビするだけ?
頭痛が酷くて、ときには痛みで吐いてしまうという。
日本旅行中で帰国する直前に訪ねて来られた方だったので
ベルギーに帰国してからのアドバイスを尋ねられた。
大あくびを日常生活でやってください。
とお答えしたんだけど明らかに
な~んだ、そんなことか。と不満気だった。
あくびならしょっちゅう出ています。
私あくび出やすいんです。
周りがあくびをしていると、すぐに出ますって。
ご本人はあくびをしているつもりなんだけど
それは全身が連動して動くような「大あくび」じゃない。
なぜなら、20歳なのに頭骨がガッチガッチだから。
あまりにもガッチガッチなのでカラダは頭骨を緩めたくて仕方ない。
だからあくびが出てくるわけ。
けれども今まで出していたあくびの効果がなかったのは明白だった。
まだ若いからホメオスタシスが動けて
あくびが出たり頭痛が出ているの。
けれども今出せているようなあくびや頭痛では役に立たない。
40年間、頭痛に悩まされていた人が整体指導の後
ホメオスタシスが動き出して数日間、猛烈な頭痛を経験された。
その激しい頭痛に耐えて過ごしたら
40年間悩まされ続けてきた頭痛がほとんど起きなくなってしまった。
それはカラダが目的を達成できたからなの。
ずっと緊張させ続けてきた頭骨を緩めるために頭痛を起こしているのに
頭痛を感じないように薬を放り込んでいるもんだから
40年間に渡ってカラダが目的を達成できなかったわけ。
サポートしてあげるべきは痛みを抑えることじゃなくって
カラダがやりたいことをやらせてあげること。
頭痛ならば、徹底的に頭痛を起こさせてあげる。
その結果として頭骨を緩められたら、カラダは頭痛を起こす必要が無くなってしまった。
あくびだって同じ原理に基づいてカラダは出している。
今だって、あくびは出てます。
そうおっしゃるんだけど、全身が連動しない程度のあくびなどでは間に合わないほどに彼女のカラダは緊張していた。
大きな口を開けて
全身が連動して震えちゃうような大あくびが必要だった。
帰国してから
大あくびに向き合って
発熱したり、ふだんより激しい頭痛が出せるようになれば
カラダの緊張状態は緩和して
頭骨も緩んで頭痛と縁が切れる可能性が拓けてくる。
あとは闇の魔法使いを辞めれば
再び頭痛を育ててしまうことも無くなっていく。
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