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私の心の”好き”をガイドに〜diary week20

12/23 Mon
子どもの居場所オープンデイ。この日は終業式。なので、いつもより早く開けて、ボードゲームを愛する友人が、20種類ものボードゲームを持って来てくれた。じっくり戦略を練って挑む系から、スピードや運勝負のゲームまで、みながそれぞれに楽しむ。先日、ゴブレットという○×ゲームをベースにしたボードゲームで盛り上がったのをみて、連勝した子の名前を掲示できるランキング表を作り、またこの日のボードゲームから楽しかったものに投票できる一覧も作る。子どもたちの声を引き出し、ひろうための仕掛け。
これまでで最多、40人以上が参加してくれて、学区外からも遊びに来てくれて、最終時間までたっぷりと遊んでくれたことがうれしい。

12/25 Wed
クリスマス。サンタさんから、子どもたちそれぞれに希望のものが届いた。
3年生の三男はドローンとトイカメラ、年長さんの長女もトイカメラ。早速、朝ごはんもそこそこに、プレゼントにもらったものを使って大盛り上がりに。
その間、私は昨年市議になった友人とのミーティングへ。インフルエンザの猛威もあり、参加人数は当初予定より少数になったものの、彼女に最も近いメンバーが集ってじっくりと話せる時間に。彼女自身、4人のお子さんを持つお母さんで、パートナーは牧師さん。教会を使って、子どもや子育て中のお母さんの居場所づくりを長らくしてきた人。彼女のこの1年の奮闘を聞き、労いながら、意見交換をする。色々思うことがあった時に身近に信頼できる相談先があるというのは、本当に心強い。参加メンバーの中にはロースイーツのクリエイターもいて、美味しいクリスマスケーキを頂きながら。
彼女とは外遊びの子育てサークルを通じて出会った。一人で抱え込んでいたら大変な子育て期を、子どもたちを自然の中で一緒に遊ばせて、ゆるやかにそれを見守りながら、乗り越えてきた友人だ。その外遊びサークルに寄ってくるお母さんたちは、既存の子育て施設や関連する行政の施策、マーケットベースのサービスに溢れた環境に疑問を持ち、もっと子どもの主体性を真ん中に置きながら関わりたい、もっと自然に触れて育ってほしいといった共通の思いを持つ人が多かった。なので、その後も教育のことや食事のこと、いろんな場面で、常識や世間の当たり前を疑って、自分の頭で考えたいという共通のスタンスがある。それぞれに子どもたちが大きくなって手を離れ始めた今、子育て支援の場づくりや不登校の親の会など、地域で子どもに関わる活動をそれぞれにやり始めていたりして。そんな仲間たちが、頼もしく誇らしく、また会うたびに多くの学びをもらう。

12/26 Thu
外遊び子育てサークルの忘年会。忘年会ももちろん野外で。活動のベースを置く川に面した自然豊かなキャンプ場で、焚き火をしてシチューを作り、ポータブルのピザ窯を使ってピザを焼く。
冬休み、お久しぶりのメンバーが集って、わいわいとピザ生地をこねる所から始める。焼き上がりを察して鼻のきく子どもたちが集ってきて、カットするのを待って伸びる手、手、手。大人も遠慮していると食べ損ねるので、負けじと手を伸ばす。その周囲で、枯葉を集めてダイブしたり、木登りしたり、スラックラインしたり、筒けんをしたり。森の中に入って薪になる木を集め、のこぎりを使って薪を切り出すのも、子どもたちにとっては、刺激的な遊びだ。
明日は居場所づくりのワークショップがあるから、疲れを残さないようセーブして早めに帰りたいと思っていたけど、そんなの到底無理笑 結局夕暮れ時まで、存分に煙にいぶされ、遊んで帰路に着く。

12/27 Fri
そして本年のラストイベント。子どもの居場所での『わたしの2025カレンダー作り』WS。友人のデザイナーさんが、毎年年末にやってくれているWS。日付が書かれた白い台紙に、包装紙やチラシなど、いろんな紙を切り貼りして、自分で月ごとの絵を描いていく。もう7年?8年?くらい続けていて、自分の想像力をふくらませて黙々と手を動かして作っていく時間がとっても楽しくて、すっかり新年を思うひと時として定着している。
今年は、彼女に居場所スペースに来てもらって、午前、午後と2部にわたり、28人の子どもたちが参加してくれた。 
”自由に作る”って難しいもの。どうしていいかわからないと止まってしまう子もいるかと思いきや、今回来てくれた子達は、さすが物を作るのが好きな子が多かった様で、すぐに作業に没頭していく。自分の心に尋ねながら、自分が”いい”と思う紙を選んで、自分の”好き”な形を作り出していく。この作業でガイドになるのは、自分の心。正解も、上手にできたという他人の評価もない。
「自分の心が喜ぶように、製作してください」
この講師さんのガイドが、まさにこのワークショップの在り方を示していて、私が子どもたちと一緒にやりたいと思ったのはそんな所。
子どもたちは、これから大きくなるにつれて、自分で自分の人生を形づくっていく。その時に、自分の心が望んでいること、喜んでいることをキャッチできることを、大切にしてほしいと願う。もちろんそればかりでは生活を維持することが叶わないかもしれないけど、それでも自分の好きに満たされた時間が、日々の中にあることは、自分の人生を肯定していくためにはとっても大切だと感じている。
この作業が、いつかそのことにつながっていくような気がしている。
みんな楽しんで時間いっぱい作業してくれて、「来年もやりたい!」という嬉しい声も聞けて。一年の締めくくりに、最高の時間。

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