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祝・3周年❣推しで振り返るnote【1】日本画家・堂本印象
今年の2月で、note3周年を迎えました。
記事を見て、スキやコメントを下さるみなさんのおかげで今まで続ける事が出来ました。
本当にありがとうございます。
最初はエッセイもどきの記事をアップしていましたが、途中から京都の記事がメインとなり、見どころはきちんと自分で撮影することを目標にしてきました。
京都出身なのに、若い頃には京都の良さが全く分かりませんでした。離れてみて、年を重ねてから気付く京都の歴史と美しさ。
最初はnoteに来るきっかけになった方に向けて京都をアピールしていましたが、途中から推しの作庭家や日本画家に魅せられ、自分が楽しむ京都の旅マガジンになりました。
※日本画家・堂本印象
『蒼龍図』昭和8年 42歳
![](https://assets.st-note.com/img/1704521341736-xAU9TFdhlu.jpg?width=1200)
堂本印象を知るきっかけは、東福寺の法堂に
描かれた天井画でした。
私のチェックポイントである龍の爪は3本。
特別拝観の時にしか法堂には入れませんが、
外からはいつでも見る事が出来ます。
![](https://assets.st-note.com/img/1704521340271-t4MA0ouFnn.jpg?width=1200)
わずか17日間で描き上げたと言われる蒼龍図
には、『恒世 印象』という納得した時だけに
入れるサインが入っています。
『婦女喫茶図』昭和33年 67歳
![](https://assets.st-note.com/img/1704523017419-mExd8Ub1tM.jpg?width=1200)
後日、智積院の特別拝観で襖絵を見ました。
龍の天井画と同じ人が描いているのに、こんなにも違うというのが素直な感想。
お寺の襖絵とは思えないモダンな作風に魅せられ、もっと知りたいと思うようになります。
堂本印象美術館
![](https://assets.st-note.com/img/1704524131454-cJemKsh4Bj.jpg?width=1200)
堂本印象が自らプロデュースした、細部にまでこだわりのある個性的な美術館✧*。
※立命館大学衣笠キャンパス前にあります。
堂本印象美術館で手に入れたポストカードで、いくつかの作品をご紹介♡
年齢と共に、作風がどんどん変化していく所に注目して下さい。
『木華開耶媛』昭和4年 38歳
![](https://assets.st-note.com/img/1704524390530-ZAsM3XuOLQ.jpg?width=1200)
今回は、こちらをトップ写真にしています。
この作品の4年後に、あの東福寺の天井画を
描いています。
『兎春野に遊ぶ』昭和13年 47歳
![](https://assets.st-note.com/img/1704524800901-6FtVc3pfqb.jpg?width=1200)
東福寺の天井画を描いてから、5年後の作品。
うさぎが可愛い♡♡♡
『ベニスのグランカナル』 昭和27年 61歳
![](https://assets.st-note.com/img/1704524801192-cdAB7n2YRx.jpg?width=1200)
『メトロ』昭和28年 62歳
![](https://assets.st-note.com/img/1704524801365-2UQDxAH5MB.jpg?width=1200)
この作品を見ると『日本のピカソ』と称されている理由が分かるような気がします。
堂本印象は、60歳を過ぎてからヨーロッパ各地(スペイン・フランス・ドイツ・スイス・イタリア)を約7か月間かけて巡り歩き、たくさんの刺激を受けました。
『択音充光之間』昭和45年 79歳
![](https://assets.st-note.com/img/1704525980884-gpvxmaTGf9.jpg?width=1200)
晩年、日本画家としてどう表現すれば良いのか考え、描かれたのが幾何学な構成によって表された抽象画でした。
『遍界芳彩之間』
![](https://assets.st-note.com/img/1704528036097-ReZUrtojEQ.jpg?width=1200)
『普寧之間』
![](https://assets.st-note.com/img/1704528056939-ITabYYIH9Z.jpg?width=1200)
こちらは、西芳寺の『冬の拝観』で撮影したものです。堂本印象の襖絵104面が写真撮り放題でした。
※通常拝観では、写経に集中してもらいたいとの考えにより襖絵の撮影は禁止されています。
伝統を打ち破って新たな芸術の創造を目指すことが真の伝統である。
今回は、推しの日本画家・堂本印象の作品を
簡単にまとめてみました。
私は特に晩年(60歳以降)の襖絵の大ファン。『京都へ行こう❣』の記事でも、襖絵や作品を紹介しています。
気になる方は、過去記事もどうぞ。
次回の推しは、作庭家の重森三玲です。
どうぞお楽しみに♡♡♡