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【おつかれさま】 働いても働いても 満たされなかったあの頃 飼いならされた会社員のような …
【スマホゾンビになりたくなくて】 読書の秋っていわれるように 秋には本が似合う どうして…
【爽】 コンビニの爽やかなサイダーにも飽きた CMで知った爽やかな柔軟剤の香りにも飽きた フ…
【木の実と葉っぱ】 木の実も葉っぱもみんな いつかこぼれてゆきます 木の実も葉っぱもいつ…
風の色 晴れた日の空の下 真っ白なせんたくものが 風に揺れています 小さなマンションのベラ…
過去にあった格段にいいことよりも 過去のよくなかったことに 声をかけてあげたいのです 懐か…
「夏は夜」 あんなに眩しかった真昼のすべてが 見渡す限りの夜に包まれています 部屋の窓をひらいた時に 海からのむかい風が 通りすがりのお店で今日 ついつい買ってしまった風鈴を ゆうるりと鳴らしてくれたのです 生まれたての夜の音 薄明りの宵の光に揺れながら 静かに光ってくれたのです 昨日の雨で今夜は ほんのすこし過ごしやすい夏の夜です 眩しすぎるものが多すぎて 手に負えず どことなく疲れていた私のぜんぶが 夏の夜になって響いています どこかに消えてゆきます 夏は夜
【手紙には】 私の生きごとは他人からみれば 他人なんだから他人ごと あたりまえのこと だけ…