季節のような人生を生きて
ベニシアさんが今年の6月に逝去されたことを、つい先日知りました。
情報源は、偶然母が買ってきた、月刊モエ。表紙にベニシアさんの名前があり、今月号ではどんな言葉や写真と出会えるのかと胸を躍らせてページをめくっただけに、少なからず衝撃を受けました。
ベニシアさんのことは、それほど詳しくは存じあげないものの、以前映画を観たことをきっかけに、尊敬していました。その映画の感想も、noteに残しているほどです。
彼女の生き方に憧れてはいたものの、私が知っているベニシアさんは、ほとんどこの映画の中でだけ。それでも、しなやかな強さ、人生を明かるく前向きにいきようとする姿勢は、まるで実際にお会いしたかのように、鮮やかに私の印象に残っています。
ベニシアさんがもういらっしゃらないなんて、信じられないし、残念でなりません。
けれど、雑誌の特集名は希望とあたたかさに満ちていて、私はいくぶん慰められました。
彼女の口から新たな言葉が紡がれることはなくても、残してくださった言葉は、変わらず私たちを勇気づけてくれることと思います。特集ページに散りばめられた言葉も、どれも素敵なものばかりでした。
ハッピーだから、そんな言葉が出てくるのでは? と思ってしまう人にこそ、ベニシアさんのことを知ってもらいたいなと思います。(私も、これから、ベニシアさんの言葉にもっと触れたいと思います。)
幸せは、最初から握っているものではなく、見つけるもの。作り出すもの。彼女を見ていると、そんな風に思えてくるのです。
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