美しい景色を写真で残せた時
最初にカメラに興味を持ったのは、いつのことでしょう。「大学に入ったら写真部に入部したい」と言い始めるよりずっと前から、写真を撮ることは好きでした。
私は、自分が「いいな」と思ったものを、誰かに紹介したいタイプの人間なのだと思います。何か美しい景色を見れば、「これを撮って誰かに見せたい」と思いますし、「未来の自分に残したい」と思うのです。
特に後者の気持ちは強く、撮った写真のほとんどはSNSに載せることなく、ひっそりと大量のカメラロールの奥底へと消えていきます。あるいは、家族や友人のLINEのアルバムに大量投入されるのです。
けれど、写真は何枚でも撮ることができても、「思った通りに美しく撮れた写真」は、そう多くはありません。この光を、この空気感さえも、残したい。そんな気持ちで撮るからこそ、思った通りに撮れると、私は幸せを感じます。
そんな写真たちについて、どれほど文章で説明しても、きっと伝わらないでしょう。写真で残せない景色を文章で表現することはできますが、写真で残せた景色を文章で語る意味もありません。
そこで今日は、これまで日の目を浴びることがなかった私のカメラロールの一部を、ここに置こうと思います。
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この作品は、アドベントエッセイです。クリスマスまでの24日間をワクワク過ごしてほしい、という思いから、「24年の人生で見つけた、24の幸せ」をテーマに毎日1本ずつエッセイを書いています。
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