誰かとご飯を食べること
物心ついた時にはもう、食事は誰かと一緒にしていました。家族との食事、ラグビーの合宿でのご飯、学校の給食、友だちとのランチ。
それが突然に失われたのが、コロナ禍でした。
友だちと会うこともなくなり、ご飯を食べに行くなんてもってのほか。学生時代にメニエールを発症したこともあり、個人的にも、誰かと食事に行くことからは縁遠くなりました。
それが変わったのは、社会人になってからのことでした。初めて参加した飲み会、同期や同僚たちとのランチや夜ご飯。
誰かと一緒に食べることがこんなに楽しかったなんて、私はすっかり忘れていました。
最初は抵抗感もありました。人見知りなのもあって、知らない人たちと食事を囲むこと自体、おっくうに思うこともありました。
けれど、慣れてくると、大勢の人との食事も、ほぼ初対面の人との食事も楽しめるようになってきました。
今年(2024年)の1月に参加したキャリアキャンプでした、大勢との食事。そこで知り合った人たちとの、後日の個別の食事。くりこむ万博の(運営メンバーでした)合宿での食事も、面白いものでした。
誰かと食事を囲むことで、お腹が満たされるだけでなく、心も満たされる。そのことに気がついてから、私は誰かと食事をすることが、心から好きになりました。
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この作品は、アドベントエッセイです。クリスマスまでの24日間をワクワク過ごしてほしい、という思いから、「24年の人生で見つけた、24の幸せ」をテーマに毎日1本ずつエッセイを書いています。
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