インサイド・ヘッド2を見て
やっとやっと、インサイド・ヘッド2を見にいった。
まとまりがないが、主人公が自分と重なる部分や心に留めておきたいメッセージがあったので、感想を残しておこうと思う。
複雑な感情こそが人間特有の美しさ
悲しみ・心配・怒り、一見マイナスと思える感情も全くダメなものではなくて、全て必要なもの。
これだけ複雑で繊細な感情をもつことができるのは人間の最大の美しさだと感じた。
シンプルが一番難しい?
成長するにつれて、ただ楽しいという感情から複雑な感情が生まれてくる。
楽しかったはずのものが、責任やプレシャーによって楽しめなくなったり、自分中心だった赤ちゃんの時の世界から、いろんな人との関わりを通じて、比較や嫉妬という感情も生まれてくる。
- 「世間体としてこうした方がいい」
- 「この選択肢の方が将来のためになる」
「やりたいからやる」、「楽しいからやる」
一番シンプルなことが、一番難しくなってしまうのは、守りたいものが増えるからなのかな。
私は今回の主人公の頭の中を占めていた「心配」がかなり強い。
よく言えば、先回りして物事を考えることができるが、「こうなったらどうしよう」と考えると不安が押し寄せて行動できない時がある。
大切なのは自分の本当の声
今、所属している会社では、「ライフプレゼン」という文化があり、入社3ヶ月たったメンバーが、これから自分の人生をどう生きていきたいか、仲間の前で宣言する場がある。
私のライフプレゼンの大枠は「自分の本当の心の声に耳を傾けて生きる」ということだった。
小さい頃の習い事の影響で、チームの中での責任感がとても強くなった一方、ミスをして周りに迷惑をかけることに対する恐怖が根強くある。
ただ、ライフプレゼンを経て、自分の特性やシャドーに向かいながら日々生活をする中で徐々に解放されてきた感覚がある。
どうなるかわからない未来に対して、不安に思うのではなく、「今どうしたいか?」を大切に生きること。
それは、反射的に湧き上がってくる感情を一旦横に置いて、自分の中にある本当の声に耳を傾けるということ。
そして、どうすればいいか考えること。
このワンクッションを置くことで、建設的に物事を捉えられるようになった。
文章にすると、普通じゃない?と思うけれど、私にとっては簡単なことではなく、今も修行中である。
ある感情は否定しなくていい
ただ、インサイド・ヘッド2を見て、どの感情もあること自体は悪いことではないし、無理に押し込める必要はないと感じた。
それこそが人間の美しさだから。
「あ、今こう感じてるな〜」ということを受けとめて、心にある本当の願いは何かを自分に問い、今大切なことを選択できることが、大事だと改めて感じた。