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触れる技術 の 価値 ③
「美容」がもたらす可能性
これは、私が以前行った理美容師(204人)向けのアンケートの回答を一部抜粋したものです。
Q.お客様の美意識の向上やストレス解消に影響する、あるいは効果を感じると思うこと (複数回答可)
○似合うヘアスタイル、デザインを提供した とき 192人
○ケア系(トリートメント)メニューを 提供したとき 184人
○癒し系(ヘッドスパなど)メニューを 提供したとき 170人
○お客様の悩み(ヘアスタイル、美容に関する こと)を聴く 145人
○お客様の悩み(ヘアや美容以外のこと) を聴く 102人
これは上位5位までの回答ですが、「技術提供」だけでなく「お客様の声、悩みを聴くこと」で お客様の美意識向上やストレス解消に繋がっていると、認識している施術者が非常に多いことがわかります。 お客様とのコミュニケーション、大切ですよね。
「美容」と一言で言っても幅は広く、メイク、 着付け、ネイル、フェイシャル、アイラッシュ などサロン内で提供できることも多種多様です。
私が、美容学校を卒業して一番初めに、就職したサロンは、エステルームがありました。 そこで、フェイシャルなどの仕事も、させていただいたことがあります。 この経験は、美容に求められることの幅の広さを感じたきっかけでもあります。
個人的には、ヘアサロンにいらっしゃる方よりも、エステルームにいらっしゃるお客様の方が、悩みの解決やストレス解消に対しての意識をより強く持たれていたように感じました。
サロンユーザー(お客様)の視点
健康と美容の関係性について (「2015年 株式会社リクルートライフスタイル 女性の美容に関する意識アンケート」より 抜粋)
60、70代の女性へのアンケート調査 「興味ある美容メニューについて」
ヘッドスパ 60代・37% 70代・30.1% トリートメント 60代・26% 70代・25.3% 眉カット 60代・21.4% 70代・21.2% フェイシャルエステ60代・17.5% 70代・16.4%
このデータから 60代(154人)70代(146人) 「2015年当時」の方々にヘッドスパへの興味関心、また期待があることは見逃せません。 髪のトリートメントより上位である、ということは、お客様の中で「根本的なケア(頭皮ケア)をすることが美容や健康によさそうだ」という想いがあることが伺えます。
ただし、「興味がある」ということで、「体験した」わけではないということも忘れてはいけません。
何が喜ばれるのか?
○どうしたら、より多くのお客様に△△メニューを体験していただけるだろうか? ○どうしたら、より多くのお客様にヘッドスパの重要性をご理解いただかるか、伝え方を見直そう○説明力をつけよう! ○接客力を高めよう! ○ロープレをしてみよう。
どれも大切なこと、だと思います。
ですが、そもそも、じゃあなぜお客様は、サロンにいらっしゃるのだろう。
「髪を切る、染める、曲げることだけが目的ではない。」
そして、その為に美容師が、サロン側が何をやるべきなのか?
美容師がお客様の視点になるのは、なかなか難しいです。なぜかって言ったら、もうすでにプロとして美容師をしているので、完全にお客様目線になることは、なかなか出来ないからです。
ですが、お客様の為になること、喜ばれることは何か?プロとして、提供すべきことは何か?その軸をきちんと立ててみることが大切なのでは??
より多くの方に幸せになっていただけることって、なんだろうか?
そこを世の中の美容従事者の皆さんと一緒に作っていきたいです。
Aya Horiguchi
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