「悩みを聴かせてもらえる関係」をつくれているか?
悩みを持っている人は、結構いる
年代問わず、多くの人が髪や頭皮の悩みを持っています。
髪質(多い、少ない、太い、細い、癖毛や直毛など)や 抜け毛、白髪、ヘアスタイル…
悩みの対策のために色々なことを試したけれど 結果が出なくて困っている、というひと。
それほど深刻ではないけれど、気になる。
など、様々です。
訊きたいけれど、訊けない?!
先日、ヘアライター、ヘアアドバイザーの 佐藤友美さんの著書の出版記念ウェビナーがありました。
読者の悩みや質問に友美さんが答えていらしたのですが、色々な質問があって、かなり突っ込んだ質問や、ヘビーな悩みが多くありました。
友美さんのアドバイスや回答は、的確で 「そう言う伝え方だと、わかりやすい!」と、 聴いていて、勉強になることやヒントがたくさんありました。
しばらく聴いているうちに感じたのは、
いつも担当してくれる美容師に 相談しないのだろうか? したけれど、解決していないということ? 相談できないとしたら、その理由はなんだろう??
ということ。
おそらく、美容師が想像する以上に、 悩みや気になることを いつも行くサロンで美容師に言えないでいる人、解決できていない人がいるのではないか?
いつもお願いしている人に訊いてみたい、相談したいけれど…。 何か躊躇させてしまう原因があるのだと感じます。
プロとして応えているか?
医療関係者の知人とも、この出来事を話したのですが、
「美容業界だけでなく、医療の分野でもいえることだけれど、お客様や患者さんは、この人(担当美容師や担当医師・看護師)になら相談できる!か、そうでないか、ジャッジしている。 相談されないということは、プロとして、足りないところがあるということだから、自覚しなければいけない。」
また、
「自分の悩みにはより沿ってもらえそうにないと感じたら、当てにしないよね。」
と。
公のオンラインの場面では、質問できるけれど (匿名ということもあるでしょうけれど)、 身近な美容師に、質問や悩みが届いていないことは寂しくもあります。
いや、寂しいというだけではなく、 美容師側は、危険意識を持たなくては。
どのくらいお客様の悩みや気になっていることに気づいているか。 お客様自身が気づかないことに気づけているか。コミュケーションは互いに通じているのか?
自分はどうだろうか?と自問自答したわけです。
この人に任せたい!と言える仕事を
美容師の仕事に限らず言えることですが、
「あの人に、相談してみよう!」
「あの人ならば、やってもらえるかも!」
「あの人に話を聴いてもらおう!」
「あの人の意見を訊いてみたい。」
「何か解決策が見えるかも!」
そんな風に頼りにされる仕事をしなければ。 と感じた出来事でした。
Aya Horiguchi