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お客様への対応力を上げよう!という前に理解すべきこととは?


世の中との差があることを理解する

ご存知の様に、日本は、世界中から今後の動向を注目される高齢者の多い国です。

日本人の平均年齢は約48歳、         モナコに次いで世界2位! 

2020年の時点での、世界全体の平均年齢が、  30.9歳ということなので、日本がいかに、大人の多い国なのかわかります。


美容業界にフォーカスすると、        多くの美容師は、新卒で業界に入り、20歳から、キャリアをスタートさせます。        若い人が多い業種というイメージを持たれることも多いでしょう。

日本の平均年齢、48歳と比べると       スタッフの平均年齢が、かなり若い、という  サロンも多いかもしれませんね。

「10年選手」と言われるスタッフでも、30歳。 「20年選手」の40歳でも、まだ若いわけです。

その状況を考えると、            大人に向けた接客、おもてなしを!対応力を!と言っても、一朝一夕に身につくものではないと感じます。



自分のことも、相手のことも認知し、  想う力を磨く


人間、経験したことないことは、わからないし、想像がつかないこともたくさんあります。

私自身、美容師になりたての頃を振り返ると、 無知で恥ずかしいことがたくさんありました。 世間知らずな若者とも思われていたでしょう。 

周りの大人たち(先輩達やお客様)が、優しく時に厳しく、教えてくれたり、気づかせてくれたりしたわけです。

現在、ある程度、社会経験を積んだとは言え、 世の中には、知らないことの方が多く、    人から教わること、調べることは毎日のようにあります。 

また、あの対応は失礼だったかも、おかしな言い方だったかも。そんな風に、自分の状況を振り返り、人と関わるとは?を考えたりします。   


新卒で、社会に出てすぐの時は、知らないことは山ほどあります。恥をかくようなこともあるでしょう。 

だからと言って、             「そんなこと聞いてないし、わかるはずないじゃん。教えてくれないのが悪い。」   

という他罰的な姿勢、不貞腐れた態度でいると、自分の世界が広がらず、周りからも面倒くさい人と思われ、損します。(これは絶対です笑)

自分は何も知らない、という現状を理解し、  わからないから教えてもらう、経験者に聴かせてもらう。                  また、教えてもらい、聴いたことから、様々に考えて、素直に行動すること。

おもてなしに関して言えば、         相手(お客様)あっての事なので、お客様がどう感じるのか?                

どんなことが不安で、不快なのか。      何が快適で、嬉しいのか?          察することも大切ですし、          わからないのであれば、           お客様に訊いてみることも、お客様を理解する上で、必要なコミュケーションです。

おもてなしの質を高めたい、と思ったら意識的にするべきことです。


急に身につくものではなく、経験を重ねること

これらの力、スキルは、           簡単に身につくことではありません。     人それぞれに、               習得するのに時間差があるのも当然。

ただ、なんとなく過ごしたり、何もしなければ、前進はしませんし、得るものもありません。

教えてもらうことに感謝し、またお客様を知る努力や、自ら学ぶことも大事です。       

お客様の対応に慣れるということは簡単ではなく、また馴れてしまってもいけないと思っています。(自戒)

自身の年齢が日本の平均年齢に近づくなか、  型を身につけ磨くこともですが、       改めて、まずは心構えが大事だなと思う、今日この頃です。


Aya Horiguchi



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