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人が動く時期は、組織もリフレッシュする時期
卒業シーズンを迎え、4月からはまた新たな年度が始まります。
毎年、4月は街中でも人の流れが変わります。 初々しい新社会人を見かけると、自分が新人だった時のことを思い出したり。
去年は、入社式がなく、研修も対面ではなくオンラインがメイン。と、これまで通りにはできない中で、変革している会社が多かったと思いますが、今年の4月はどんな風に変わるでしょうか。
"新人"がいない
現在、美容学校は2年制ですが、 私は、その2年制に切り替わる少し前、1年制の時に美容学校へ入学し卒業しました。
数年後、全ての美容学校が2年制に切り替わり、 それと同時に "新人美容師がいない" 1年が ありました。
早くから二年制を導入していた学校には、 少数の卒業生がいましたが、やはりそれまでの、卒業生の数とは違います。
毎年、新人を迎えていたサロンの多くは、 新人が入らない年を経験したわけです。
当時、私は毎年、新卒スタッフが入社するサロンで働いていたので、人が増えないとなんとなく寂しいのと、空気の流れが変わらないことを感じていました。
後輩ができてわかること
学生のうちは一年経てば、進級して学年が上がり自動的に後輩ができ、先輩になるという流れ、 図式があります。
ですが、社会に出て、 毎年新人(後輩)が入るわけではない。 ということを経験してみて、色々と気づかせてもらいます。
後輩が出来ることで、 教えることに時間を割いてくれる先輩の有難さに気が付き、教えることや伝えることの難しさや大変さも知ります。
また、自分自身の仕事のスキルアップや責任感を求められる、など変化が起きますが、それまでとは少し違う、自分の成長に繋がります。
どう教えたらいいか、わかりません
サロンで働いていた時に、 後輩ができ、先輩として後輩に指導する立場になったばかりのスタッフに、どう教えていいのか、わからない。と相談されたことがありました。
これはよくあることだと思います。
新人として入社し、1年経つと後輩が出来る。 その時に、自分が教えてもらったように、教える側に立って考えなさい。と言われても、 具体的にどうするか? どんな準備をしたらよいのか?が まとまらなければ、もやもやした状態で、 後輩を迎えてしまうケースもあります。
個人差はありますが、勝手に教える技術が身につくわけではないので、教えるための準備をすること、それに慣れていくことは大切です。
毎年、新たな社員が増える会社でも、毎年同じということはなく、時流に合わせ、研修の内容もアップデートしたり。 本質的なことは変わりませんが、変えても良いところと、変えてはいけないところを既存のスタッフが共有し、確認することも大切な準備になります。
組織もリフレッシュする
人が動く時期、新たに人が増えることで、組織自体もバージョンアップし、既存のスタッフの個人個人も、進化し成長を求められます。
"新人さんが入ると、フレッシュな気分で良いよね!” と周囲から言っていただくだけでなく、 リフレッシュされることは確かです。
新しい風を吹かせる人たちは、 まずは笑顔でいること。 その方が、自分も楽しいし、周りの人からも声をかけてもらいやすい。
迎える側も、自分が新人だったことを思い出し、振り返りつつ、アップデートし、新年度をむかえたいですね。
Aya Horiguchi
Aya Horiguchi
https://ayahori1181.wixsite.com/website
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