
コミュニケーション力が高い人って、どんな人だろう
お客様の要望は一つではないことを知る
「シャンプーするときに話をしてくれる美容師さんが減った。こちらから話しかけないとダメなのでしょうか?」
サロンユーザー(お客様)の声です。 これを聞いて、どんな風に感じるでしょうか?
お客様の中でも シャンプー中に話をしてほしい人、 してほしくない人、 それぞれだと思います。
美容師側は、 話好きなお客様に合わせて、お話することもあるでしょうし、 リラックスしていただく時間なので、あえて話しかけません。 というサロンもあるでしょう。
冒頭の質問をされた方に、よく話を聞いてみると
「「若手の美容師さんにシャンプーしてもらうことが多いけれど、ずっとべらべら話す、ということではなく、コミュニケーションをとりたいんですよね。 「お湯の温度は、熱めがお好みですか?」とか 「今日は外が暑いので、ぬるめの方がよいですか?」とか そういった些細な声掛けでいいから、何か話す きっかけを作ってくれたら、話題が膨らんだり、どんな美容師さんなのかな?と知ることができる。その方が楽しいのだけど。」 」 といいます。
コミュニケーションを大切にされ、すごく、美容師を応援してくれる、有難いお客様だなと思いました。
一人ひとりお客様の要望や想いは違う。これは、一人ひとりに向き合わないと知り得ないこと、 だとも言えます。
相手のことを理解し、自分も理解してもらえる行動をとっているか
この話題で、感じたのは、
大切なのは、 ★お客様の想いを解っているか ★自分たち(サロン)の想いをきちんと伝えられているか ということ。
お客様の様子や言動をしっかり見て、聴いていたら、ちょっとした声掛けやコミュニケーションも図ることができるのでしょう。
また、サロンコンセプトや、美容師としてどんな技術やおもてなしをしてさしあげたいのか、提供したいのかも伝えていくスキルを磨く必要もあります。
若い頃、特に新人の頃は余裕がなく、目の前のことに精一杯だったりもします。
徐々に仕事にも慣れてきて、周りを見る余裕が出てこれば、お客様とのコミュニケーションも、 間合いがとれるようになったり、どうしたら お客様に喜んでいただけるか?という引き出しも増えてきます。
人が好き、は大事
これまでに一緒に仕事をさせてもらった いわゆる ”仕事のできる美容師” は
○人をよく見て聴いている人 ○ 周りの様子(全体の流れ)を把握するのが早く、対応も素早くできる人 ○人が好きな人
であると思います。 自分勝手に何かするのではなく、周りを見ながら、調和をとり、コミュニケーションを図る。 そういう人たちはお客様からも支持され、 人気美容師でもあります。
年齢や、キャリアに関係なく、そういった意識がある人達から学ぶことはたくさんあります。
美容師は、色々な人たちと巡り会える仕事。 人との関わりによって磨かれる、とよく言われますが、老若男女、国籍も問わず、色々な人と出会います。
お客様、先輩、後輩、メーカーさんやディーラーさん、そのほか関連会社の方、地域の方々や、 外部のセミナーなどに行けば、他社の美容師… 本当にたくさんの方に出会います。 なかなかそんな業種はないと思います。
まずは、色々なお客様がいらっしゃるということを理解し、自分の幅を広げるためにも、ちょっとした声かけをしてみる。
それがコミュニケーション力を高めるために必要なこと。だと思います。
Aya Horiguchi
いいなと思ったら応援しよう!
