秋夕映手応え有りか黒スーツ
季語:秋夕映(三秋)
あきゆうばえてごたえありかくろすーつ
がんばれ就活生!
夕方散歩をしていると就活スーツの男女をよく見かける。散歩コースが駅前を通過するからだろう。遠方からわざわざ企業訪問か面接か、セミナーか、そのようなものに参加してきてくれたのだと思う。
度々わたしは自分の住む町を田舎町と揶揄しているが、歴史だけは古い町なので、大企業はなくとも長く経営してきた会社はいくつもある。無事就職が決まり、多少(いやだいぶ?)不便かもしれないが、町に若い人が増えてくれればいいなと思う。
秋夕映手応え有りか黒スーツ
俳句そのものについて特に難しい言葉などはないと思う。まだ新しいスーツ姿の就活生が、しっかりした足取りで駅に向かうところに、たまたま出くわした。うまくいったのかなと、ふと頼もしく感じた気持ちをそのまま書いた。
上5が「あきゆうばえ」と字余りになっている。どうしても5文字にしたければ、「秋の夕」や「秋の暮れ」という季語を使えばちょうど5文字だ。あえてこの季語を選んだのは、「映え」という言葉で大変な就活生の先が明るい未来であることを祈りたいという気持ちを表したかった。
同時に5拍に6文字入れ込むことで、就活中の「焦り」も読み込みたかったからである。
焦る気持ちは就活中は誰しもある。それでも、自分を信じて輝いてほしい。君の人生はまだまだスタートしたばかりといってよいのだから。
くじけまくり、弱音まくりの自分を棚にあげました。わたしの棚は丈夫です。最後までお読みいただき感謝です。スキ・フォロー・コメントも大喜びです。
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本質的に内向的で自分勝手なわたしですが、世の中には奇人もいるものだなぁーと面白がってもらえると、ちょっとうれしい。
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