身体の活動度を下げない、健康的な減脂肪のサイクルについて

私には1年のダイエットと1年半の身体作りの経験がある。
私の経験上の、正しい減脂肪について述べる。
なるべく検証されている情報を使うよう心掛けるが、
その多くは個人の経験則になることは了解いただきたい。

では結論から。
正しいサイクルは、こうだ。

グリコーゲンを回復させる … (1)

運動・食事ともにグリコーゲン消費に努める … (2)

グリコーゲンを枯渇に近づける … (3)

脂肪燃焼系の栄養素(CoQ10やカルニチンなど)を補充する … (3)

体脂肪が減少する … (4)

炭水化物をロードする … (5)

(1) に戻る

多くの人が出来ていないのは、(3)と(5)だ。
食べることへの誤解が大きいのではないかと感じている。

サイクルの長さはグリコーゲンの消費速度に依存する。
糖質依存を完全に脱した人で1週間、普通の人は2週間。

強い糖質依存を持っている人なら、3~4週を見てもいい。
それだけ依存というのは御しがたいものなのだ、
それでもチャレンジしている自分を肯定して欲しいし、
そう考えられるだけの知識理解を得てから始めて欲しいと思う。
あと「自己嫌悪」という習慣が不毛であることに気付いてほしい。

脂肪の燃焼は大仕事なので、食べずに行うのは難しい。
また燃焼した後の休息なしに、それを継続するのも困難である。
それなのに、酸化した脂肪や砂糖を食べたりするわけだ。
そりゃ、身体が根を上げてガス欠に陥るのも当然だろう。

サイクルを短くしたければ、変なものを食べないことだ。
そこに焦点を合わせてスケジュールを組むのが当然だ。
グリコーゲンを絞ったあとの外食は炭水化物のロードに適している。
逆にどうしても避けられない食事があるのなら、
うまくスケジュールを合わせれば良いだけのことである。

「罪悪感を持つ(ことでスケジュールの見直しを回避する)」
などという、無駄なメンタル仕事を増やさないことだ。
計画の一環として外食をするとか、格好いいし満足感もある。
日々、こうして自己肯定感を醸成していくことも重要だ。

他人や食事にご機嫌を取ってもらわずとも上機嫌でいられること、
これは自己管理の根幹に関わる重要な要素である。
減脂肪を含む諸般の身体作りの基盤になるので、軽視しないようにしたい。

食事に依存することを悪とは言わない。
ただ日々の活力が低下してしまうのは避けたい。
そうすると他の活動をストレスに思うことが増え、
結果として依存対象に身体を支配される結果となってしまうからだ。
この状態で、さらにダイエットなどという苦しみを増やすのは推奨しない。
まずは依存から離れ、健康的な食事を楽しめるところから始めてほしい。

何事においてもリスクというものは存在するが、
気晴らしのための食事というのも、案外とリスキーなのだ。
リスキーではあるが安全な道筋はたくさんあるし、
それを学んでしまえば、ただの楽しい取り組みでしかない。
恐れるのではなく、正しい理解を得て付き合っていきたい。

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