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メキシコでシャーマンの治療を受けてみた

伝統療法、ハーブ療法を学ぶためにメキシコ滞在中のおかおです。

今回は体験記第一弾として、グアダラハラという街でうけたシャーマンの治療についてレポートしたいと思います。

グアダラハラは首都メキシコシティから西へバスで6時間!

メキシコに9月上旬に到着してから、どんどんと体調が悪くなり(おそらく出国前に家の整理や挨拶等で動き回って無理をしたせい)11月に知り合いが住んでいるグアダラハラに着いた時には、体も精神もボロボロの状態。

そんな中、ハーバリストでありエネルギーヒーラーであり占星術師であるというたくさん肩書きを持つ友人ホメオパスであり医者の友人の二人に治療のオンパレードを施してもらいました。(普通がんの末期患者とか治してるとてもすごい人たち。)

その中の一つがシャーマンに見てもらい、体に憑いた悪いものやエネルギーを払ってもらうというもの。

そもそもシャーマンとはなんぞや?

シャーマンとは?
「神や精霊との直接接触からその力能を得、神や精霊との直接交流によって託宣、予言、治病、祭儀などを行う呪術(じゅじゅつ)・宗教的職能者。役割を果たす際に、トランスtrance(意識の例外状態)のような異常心理状態になることが多い」

出典:コトバンク 日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャーマン(呪術・宗教的職能者)」

まあ簡単にいうと、神聖な世界から力をもらって、人を治したり、助言したりする人たちのこと。日本で例を探すと卑弥呼もシャーマン。

メキシコでシャーマンはクランデロ (Curandero)と呼ばれており、意味はスペイン語で「治療をする人」という意味。
昔は1つコミュニティに必ず一人はいたと言われて、今も田舎の村に行くと必ず一人はいる。

これはペヨーテ(現地語でヒクリ)と呼ばれる幻覚サボテンを操るウイチョル族のシャーマンの写真。

画像引用:Mexico Desconocido

実際のシャーマンはどんな人?

実を言うと個人的にシャーマンってこの写真の人みたいに、
アマゾンの奥地や山の中に住んでいて、自然のエネルギー使って、民族衣装着ている先住民の人しかいないと思ってた。

でも今回実際にあったシャーマンは想像と少し違った。
グアダラハラで会ったシャーマンは、見た目普通のおじさん笑
そしてTシャツとジーパン着てた!

街の中であってもこの人がそんなすごい人だって絶対分からないと思う。(失礼なこと言ってごめんなさい。)
人って見た目で判断できないんだなと改めて実感させていただきました。

どんなとこで治療を受けたの?

そしてシャーマンの治療部屋も自分のイメージしていたものと違った。

これもウイチョル族の写真を引用させてもらって、シャーマンの儀式というからにはこんな感じのものが部屋に揃っていて、こんな儀式を受けると想像してた。

画像引用: Resilience

でも、実際は、薄暗い部屋に大きめの祭壇があって、そこに飾られているのはキリスト、マリア様、天使たちの像や絵、キャンドル、花。

メキシコのシャーマンって言うからこれもまた先住民とかが作った装飾飾られているのかなって思ったら、ガチのキリスト教って感じの部屋。
このキリスト教使ってるところが、なんで??ってなったんだけど、

後から聞いた話によると、メキシコのエネルギー治療を行う人、シャーマン、魔女たちは、特に先住民の出身でない限りは、キリスト教や天使たちのエネルギーをよく使っているらしい。

どんな治療を受けたの?

シャーマンの説明はこれくらいにして、受けた治療について説明していきましょう。受けた治療はというと、施術時間約5分とかなり短かいもの。

シャーマンにしてもらったのは基本的に2つ。
①シャーマンが天に質問して、私の質問に対して答えをくれる(お告げ)
②私の体についた悪いものを祓ってくれる(お祓い)

①お告げについて

まず最初に、何を聞きたいのか、どこに問題があるのかを聞かれる(体?精神?人間関係等々...)そしてタロットカード(ウェイト版だった)に質問して答えを見つけてくれる。

わたしは急に連れて行かれて状況が読めずにいたため、答えるのを渋っていると、シャーマンのおじさんが「じゃあ恋愛についてみるねー」と勝手にお仕事開始。

そして出た答えは「あなたはもう結婚相手に人生の中で会っている。でも結婚まではかなり長い道のりになるかもねー」と。

ほお。私は運命の相手に既に会っていると。一体誰や….?

そしてそんなこんなしていると、やっと状況を掴め出して我を取り戻して聞いた質問。

グアダラハラの後に行きたいと思っていたサンクリストバルデラスカサスに運勢的に行っていいのか聞いてみた。

すると、「あそこは生贄の儀式とかあるからエネルギー的にはかなりダークだけど、行く分には問題ないよ。そして、そこに行くとお金が稼げるっていうカード出てるよ」と。

うーん。なるほど。
確かにサンクリストバルはいいエネルギーと悪いエネルギーが混ざっている感じがする。
まあ、行っても問題ないと言っているので、とりあえずよかったよかった。

②お祓いについて

質問の後、じゃあ今から浄化するねーって言って、おでこに手を当てられた。そして目を瞑るようにと。

こんな感じでデコに手を当てられた↓

画像引用:https://bokete.jp/boke/73371902

シャーマンが自分のおでこを触った瞬間に見えたのは、ブワーって広がる白い光。そして足元から頭にかけて何かがスー抜けて、体がすごく軽くなった!
今なら空でも飛べるんじゃないかと思うレベルで何かが抜けた。

こんなに体が軽くなったのはいつぶりかなーって感じ。

そしてそのまま目を閉じていると、特大うちわで仰がれているような風とブォーンと言うすごい音、熱、水しぶきが自分にふきかかる。

多分シャーマンが何かをしているのであろうと思いながら目を閉じる。
「終わったよ」という声がして、目を開けるとシャーマンのおじさんが目を閉じる前と同じように立っていた。浄化が完了したらしい。

そして終わった後にシャーマンから一言。「あんた色々担ぎすぎ。」

どうやらメキシコ国内移動を繰り返している間に、色んなモノ(霊、エネルギーetc…)を吸収して一緒に連れて回っていたらしい。私に憑いてきたやつもメキシコ観光したかったんじゃないかなと思う。

そして今回学んだこと。私はどうやらエネルギーや霊の引き寄せ体質らしいということ。

セッションの後にシャーマンが、浄化用の術がかけられた香水とキャンドルをくれた。体が重い時に香水を使って浄化して、どこか定住先を見つけたらキャンドルを灯すようにと。

そして、またデコに指あてられて、「僕の光をシェアするからこれが君を守ってくれるよ」と2年間有効期限付きの光をプレゼントしてくれた。

有効期限あるん笑?って感じですが、まあメキシコ滞在中はなんとか守ってくれそうだからめでたしめでたし。

シャーマンとのセッションはこんな感じで終わり。

おまけ

実はこのシャーマンのところに行く時、私の友人ともう一人同行していた人が。その人は友人たちの患者でよく覚えてないけど消化器系のガンの末期に近いレベル。
この人は手術や抗がん剤治療を拒否していて、西洋現代医学以外のあらゆる治療を受けているところ。鍼、ホメオパシー、エネルギー治療、前世治療等々、あげたらキリがないぐらい。

この人を観察していたら、シャーマンのセッション後に顔色がすごく良くなっていた。そして本人も治療の後に、体がすごく軽くなったと言っていた。
この人が回復すればいいなと思ってる。

まとめ

この経験で分かったのは、人間を治療するにあたって目に見えるものが全てではないんだなって。昔から霊媒師、魔女、シャーマンが存在して、現代にもそれが廃れずに仕事として成り立っているって言うことは、そう言う側面も病気を見る上で欠かせないんだなって勉強になった。

ナチュロパシーの勉強を開始して以来、体・精神・スピリットのバランスが大事っていうことを何度も言葉では聞いてきたけど、このスピリットの部分も人間のヒーリングに関わっているということを身に染みるように実感した体験でした。


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