夢の傾向と対策
上の子がみた夢に関わるエピソードをざっと書き出しておく。
(忘れそうなので、、)
私には二人の娘がいる。
上の子が11歳の小学5年生、下の子が5歳の幼稚園年中。
上の子は私に似てなのか落ち着きがない傾向があって、さらに思い込みが強く好きなものがハッキリしている。下の子はいわゆる天真爛漫な傾向と、同時に自分の領域やペースを乱されることにストレスを感じやすい。
(とは書いてみたものの、それぞれ年ごろによる傾向にも思える。あらたまって人格みたいなものを書き出すのは難しいものだ。特に上の子の雰囲気がもつポジティブな印象がうまく書けない。)
このあいだ上の子が私と話していて、どういう流れだか思い出せないが、自分のみた夢の話をしはじめた。
「青い車に乗って皆んなでどこかにお出かけしてて」
ちなみに我が家は車をもってない。
それでも上の子はお出かけと車を結びつけて考えてもいるらしい。お出かけは大体いつも電車と歩き。
「で、ねぇねぇキーちゃんって声かけてみてみたら、ヒカキンになってんの」
「笑 なんじゃそりゃ。ヒカキンなんか言ってた?」
「笑 ブンブンハローユーチューブって言ってた。」
彼があのポーズをしているのが頭にはっきり浮かぶ。
この時点から二人ともほとんど堪えられん、という感じで笑っていた。笑いのツボと程度が似たようなものなのだ。
上の子はニヤけそうになるのを我慢しているのがわかる顔で、
「そんで、えー?!と思って、ママ!キーちゃんがいない!って運転席の方みたら、それがセイキンなんだよ。」
上の子は何でママが運転手の感じをもっているのか。俺じゃないのか。
それをいつの間にか横で聴いていた下の子が、フとエとヘの間くらいの感じで、フエーンと声をあげる。
「なんでキーちゃんヒカキンになっちゃったの」
フエーン
それを上の子と二人で、いやいや夢だから、ね、と宥める。
すぐに気づく。
夢をうまく説明できない
ああ、そうか、と後でハッとした。
夢だから何だというんだろう。
下の子はその話の中で自分がいなくなったことにびっくりした。
本当にその話の中からいなくなったのだ。
このことを振り返って、どうすればよかったんだろう、と考える。
何かしら工夫が必要な局面だった。
*
このエピソードをホームビデオ的にnoteに残しておこうと思って、上の子にもう一回この間の夢の話をしてよ、とお願いをする。
私はうろ覚えになった話の再確認の目的と、もしそうなったときの対策を携えていた。
話の中でまたキーちゃんはヒカキンにかわる。
運転席にはセイキンがいる。
ゲームをしていた下の子はまたいつの間にか話をきいていて、フエーンと声をあげる。
「ねえ、キーちゃん。これはね。」
うまく行くだろうかと多少緊張していた。
noteで考えているようなことを家族とのことに活かすチャンスはそうない、と。
「キーちゃんとママは一緒に、ココが話しかける前に車を降りてたんだよ。代わりに車にヒカキンとセイキンが乗って、ココはそれに気づかずに声をかけたんだよ」
みけんに寄っている皺がゆるんで、普段のまんまるの顔の印象がのぞいてくる。
納得いただけましたでしょうか。
「いやいや!ちゃんと見てたよ。車の中に本当にキーちゃんがいたんだよ。ママも。声をかけたらヒカキンだった。」
あっ
そっちは気にしてなかった。
「なんでキーちゃんヒカキンなの」
フエーン
なるほどなー。
お父ちゃん失敗してしまった。ごめんね。