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映画はレイトショーに限る
本日、高崎にたどり着いたのは午後6時過ぎ。いつものドーミーインにチェックインできたのは午後7時過ぎ。
なんと言うことでしょう!ホテル向かいのシネマテーク高崎で前回の出張時に観て感動したアメリカン・ユートピアがまだ上映されていた。しかも今回は午後8時からのレイトショーときた!
迷わずチケットを購入。
8月2日に1回目を観た後、すぐにサウンドトラックはiPhoneに落としている。この所ほぼ毎日ヘビロテ状態なので復習(予習)は念入りに出来ている。
打楽器のリズムが太鼓だけにアフリカ発祥の人類の太古の記憶にリンクするのか何度聴いても身体がムズムズ動きたくなる。
映画であることを忘れて手を叩きそうになるのはぐっと抑えたが、身体は勝手にリズムを取り、あのヘンテコ踊りの手のフリは闇に紛れてこっそり真似してみた。(人生は短い、ささやかな愉しみは躊躇せず積み重ねよう)
最後に心から楽しげにデイヴィッド・バーンと11人のパフォーマーたちが客席を練り歩くライブ感が最高だった。ソーシャルディスタンスなど存在しなかった演者と観客が一体化する“もみくちゃ”の悦楽。
ライブが終わって、最高に上手くいった!とお互いを讃えあうデイヴィッド・バーンと11人のパフォーマーたちの充実感あふれるやりきった喜びの表情がたまらない。
そして自転車で颯爽とニューヨークの街を走り抜けるラストシーン!カッコ良すぎる!
デイヴィッド・バーン、1952年5月14日生まれ。私より一回り上の御仁だが、これだけのステージを出ずっぱりで難なくこなすパワフルさに脱帽である。
そしてパワフルさ以上に、シニカルでミニマル、洗練されたそのセンスに心から感動。