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ツーブロック禁止!?山中りんたそ

 みなさん、美容院の頻度はいかほどでしょうか?

 山中は、2ヶ月に1回の周期であることが生徒にバレ、
「山中先生って2ヶ月に1回髪型変わるよね。」
「まだ若いから、自分の髪型に迷っているんじゃない。」
なんていう、いらない詮索をされています。

 先日も、来たる授業参観に張り切って直前に美容院に行った。

 そして、次の日生徒からはこんな言葉を頂戴した。

 「なんで僕たちはツーブロックがだめなのに、先生はOKなんですか?」

 いい質問です。私の考えをお答えしましょう。

 それは、教師と生徒を区別するためです。

 一般的に考えて、生徒との距離が近い先生は、子どもの立場に立って考えることが容易になるのでよしとされる。私自身も、担任している子どもとは10歳”しか”離れていないことが、1つ強みだと思っている。

 しかし、時に教師は指導をしなくてはならないことがある。やれ課題を提出しなさいだ、やれ静かにしなさいだを、偉そうに指示するのがこの仕事である。

 ところが、生徒が教師を”こちらサイド”と認識してしまうと、この指示や指導が全く入らなくなってしまうのである。要するに「お前、俺等と対して変わらないくせに何えらそうにしてんだコノヤロー」となってしまったら、終わりである。

 そこで、アナタたちとは立場が違うんですよということを示すために、教師のツーブロックはOKだと解釈している(生徒と同じ校則を守る必要がない)。

 他にも、ジャージでも叱責されることはないのにフォーマルな服装を心がけたり、他の先生は下の名前を呼び捨てにしているところを、名字にさん付けで呼んだりしているのも、すべて”意図的な距離の生成”に他ならないことをここに発表させていただき、今週のエッセイにしたいと思います。


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