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モンテッソーリ子育て手記

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なんとなく、難しそう…いぇいぇ、そんなことないんです! モンテッソーリをもっと身近に感じてもらえたらと思います。
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2018年4月の記事一覧

子どもは環境を自分の一部にとりこむ

水道の蛇口から出る水や、小川や、ロウソクの火や、シャボン玉や、太鼓や、子どもが夢中になるものは全部全部全部、子どもの一部になる。土台になる。
(以下モンテッソーリの言葉を参照)

子どもの心に印象が入り込むばかりか、印象が子どもの心を形成するのです。印象が子どもの体の一部になりきるわけです。子どもは環境にあるものを利用して自分の「精神体」を創造します。こうした子どもの心を私達は「ものを吸収する

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モンテッソーリ では、教具を使う印象か強いので二の足を踏んでしまいがちですが、身の回りの道具でも十分です。水差しもあればいいですが、コップや計りでも十分楽しめますよ

こどもがコップの水とかジャーってテーブルにこぼしたりし始めたら、砂場に連れていってみましょう。手首を使いたがってる時期なので、スコップでバケツに砂を移す動作をとても喜びます

「ボクの!」期まっさかりな2歳児とモンテッソーリの教え

「ボクの!」期まっさかりな2歳児とモンテッソーリの教え

「あの滑り台、ボクのだね!」

花冷えの昼下がりの公園、ブランコの上。
大真面目に王様発言をしている、もうすぐ二歳になる息子を膝に乗せ、いかにも母親顔で優しく答える。

「あの滑り台はね、みんなのものなんだよ」
膝の上の天使は、思慮深げに滑り台を見つめ、
納得した様子で答えてくれた。
「…みんなのじゃないよ、ボクのだよ」
私は深く息を吸い込み、毅然とした態度で返した。

「そうだね、〇〇君のだね

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