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自分会議のすゝめ

小さい頃のように何かにドキドキしたり、わくわくしたり、
明日の約束が楽しみで眠れなかったり、
そうした「生きている」瞬間が少なくなった。

「しっくりこないな」という感覚を持ったまま、
私は社会人生活を数年間続けてきた。
それは石の上にも三年、という言葉を割と真面目に信じてきたからだ。
しかし、三年以上経過した今も、今の日常は「しっくりこない」。

毎日が、同じことの繰り返し。
同じ時間に起きて、電車に乗って、会社に行って、結構遅くまで働いて、へとへとになりながら帰って、とりあえず何かを胃に入れて、眠る。
そこにあまり思考はなく、仕事はたいして面白くはないけれど、とりあえず辞めるわけにもいかないし、youtubeでもぼーと眺めて眠るだけ。
資格を取ったりもした。けれど、取ったからと言って、あまりポジティブな変化は起こらなかった。とりあえず、取っただけ。
そんな日々を繰り返している人は、私に限らずきっと多い。

もし私たちが機械だったら、きっと規則正しい動作を繰り返すようなプログラムコードが体に詰まっているに違いない。意思がない機械であれば同じ行動をインプットすることは、とても生産的だろうに。
しかし人間はその逆で、不本意な行動をループさせるほど、自分を見失っていく。

日々の行動や意思決定を、良い習慣と悪い習慣に分けるとしたら、
なんとなくの惰性で続けている習慣は、
どこかで断ち切らなくてはならない。

なぜなら、その人の習慣は、その人の運命だからである。

同じ行動を繰り返す、ということは同じ意思決定を繰り返すことであり、同じ未来を継続させる効果がある。




自分の人生計画を見つめなおす 

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ある日、私は仕事の疲れで、がっつり知恵熱を出した。
あー大事な会議があったなあ、とか。あの仕事途中だったなあ、とか。
あの資料作りかけだったなあ、とか。熱にうなされながら思っていたけれど、本当にそこまで大切なものなのか、と思うと、どれもそうでもないことに気が付いた。

そして、改めて、思ったのだ。
会社が自分を幸せにしてくれるわけでもないのに(そりゃそうだが)、どうしてこんなに身を粉にして、精神をすり減らして、生きているのだろう。この仕事を続けることで、私は一体何を得ているのだろう。

そして、布団の中で、以前私の尊敬する人が言っていた言葉をふと思い出したのだ。

Follow your heart. 

当時の彼女は、今の私と同じくらいの歳だった。仕事に悩みながらも、立派な社会人で、成功したキャリアウーマンだった。学生だった私は言葉の意味があまり呑み込めなかったのだが、今は不思議と良く分かる。

もしかしたら、彼女は私を鏡に、
自分自身に対して言っていた部分もあったのかもしれない。
今、私は当時の彼女と同じ年齢になって、同じ言葉の前に立っている。

そうしたら、なんだか、
自分の生きたいように、生きてみたくて仕方がなった。

本棚に目をやると、この時のために買っておいたかのような
一冊の本があった。
学生の頃購入して、いくつか付箋も貼ってあるのに、あまり読んだ記憶がない。社会に出て数年、今はこの本の内容が、水のように体に流れていく。

僕たちは、自分へ一番多く投げかけた質問についての”専門家”になっていきます。
「どうしたらもっとサボれるか?」という質問は「サボりの専門家」を作りますが、「どうしたら効率良くできるのか?」は「効率の専門家」を、「どうしたらもっと利益を上げられるか?」は「利益の専門家」を生み出していくのです。

「不安」の正体

「不安」とは結構不思議な感情で、冷静に考えてみるととても興味深い。
胃が、じくり、じくりと痛くなる、あの感覚。
日本人は真面目で几帳面で、頑張り屋な人が多いから、「不安」に捕まる人は多いのではないだろうか。

少なくとも、私にとっての「不安」の原因は、
「先行きの見えなさ」にあった。

仕事に疲れた=後どれくらい仕事を頑張れば良いのか、先行きが見えない
恋愛に疲れた=後どれくらい一人でいれば良いのか、先行きが見えない
人間関係に疲れた=後どれくらい、このコミュニティで耐えればよいのか、先行きが見えない

耐えなくて、良いのでは?

と思う。冷静な時は。
だけど、余裕がないときは、今の自分の毎日の行動を正当化して、守ることが何となく、全てだった。


なんとも、一人で悶々と考えていると、自分が泳いでいる水の深さは分からないものだ。俯瞰してみるとそれはただの池かもしれないし、逆に海のような広さを持ったものかもしれない。けれど、泳いでいる当人にとっては、目の前の水しか見えず、すべてが「海」のような広さと深さを持って呼吸を奪う。

「合ってないところにいるよ」

というだけなのに。

要するに、「今抱えている物事に対して、終わりが見えないこと」に、息苦しさを感じているのは、終わりのない選択を私が繰り返しているだけなのだ。

いつだって選択肢はある。
仕事を変えても良い、コミュニティを変えても良い、彼氏だって彼女だって変えても良い。選択を変えれば結果だって変わる。ただし、多くの人が無限ループを繰り返しているのは、それが「安全な道」だと思い込んでいるからだろう。

変わりたいと口ではいっていても
無意識は「変わりたくない」と思っています。
「今の自分」が大好きだからです。
今のあなた以上にも、以下にもなりたくない。
とにかく現状を維持したい。
そこがもっとも心地良い、安心感のあるところだからです。

では、どうしたら良いのか。


ポイントは「自分らしさ」をより良い方へ、書き換えること。

自分で定義した「自分らしさ」は、過去の経験から様々な制限をつけて、現実解に落としている。ようは、今の自分の評価を述べているに過ぎない。自分らしさは、「自分がかつて、どういった存在で在りたかったか」を思い出してみるべきだ。

自分のなりたかったものに近づくためには何をすればよいのか。

1. ぶっ飛んだ夢をもつ
まるで実現させる方法すらわからない夢を持つことです。方法がわかるということは、過去の経験に基づいているということで、結果は過去の延長線上に乗ってしまいます。方法すら分からないところに目標を設定することで、「自分らしさ」が動きはじめ、「目隠し」の位置が変わるのです。
2. あこがれの群れに飛び込む
大事なのは、”ノウ・ハウ”ではなく、”ノウ・フ―(誰を知っているか)”。あたなが目標としていることを当たり前のように達成、または日常のことにしてる人たちの群れに飛び込んでみましょう。

3. すでにうまくいったふりをして生きる
もうそのことが叶ったようにふるまい、叶ったような表情をし、叶った人のような行動をする。

「あーこの手のやつね、、、」と、私は結構こういったものを敬遠してきた。でも、何か行動を起こしたわけではないのに、諦めて、現状に甘んじて、勇気が出ない自分への言い訳にしていた。

もう、そんなこと辞めよう。
自分にとって幸せな結果を出すことの方が大事だ。
時間は待ってくれないし、どのように過ごしても時は過ぎる。

私の夢は、翻訳家になること。文章を書く人になること。
それって、やりようによっては今の仕事を続けながら、始められる。
考えればやり方はいくらでもあるのだ。

次の記事では翻訳家への一歩をまとめたい。

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