バーンアウト研究委員会 第一回発表会【足元と全世界】の記録
対人支援職のバーンアウト予防を常識にするために活動しているhelpwellの中には研究委員会があり、「helpwellの知の柱となり必要な活動を見極める」ことと「支援業界へバーンアウト知識の発信を行う」ことを理念に文献や資料をまとめて、バーンアウトに関して自分たちなりの意見を練り上げております。
先日(8/1の夜)研究委員会の第一回発表会がありました。
研究委員会のメンバーに加え、何らかの形でhelpwellに縁を持たれていた方々が参加されました。最初に参加者がそれぞれ自己紹介と「どういう会になったらいいか」話をしました。対人支援職の方から、支援職ではないが、問題意識を持っている方まで、多様な方々が集まりました。
次にメンバーが各々文献や資料をまとめたnoteを共有しながら、研究成果を
発表しました。(以下が当該noteです)
対人支援職に関する文献を読もう~「対人支援職の燃え尽きを防ぐ(植田寿之さん書・創元社)」|helpwell [公式] (note.com)
そもそも対人支援職のバーンアウトとは~海外の資料から探る要因、症状、解決~|helpwell [公式] (note.com)
片方は一冊の文献を丁寧に掘り下げ、もう片方は海外資料を中心に掘り下げていますが、全く違うアプローチのはずの二つの記事が、深いところで共通性を持っているのには驚かされます。
発表後は、参加者全員で、発表を聞いてそれぞれの胸の中に灯った思いを打ち明け合いました。
支援の現場にいて、いっぱいいっぱいの苦労や現場の体制の不備について打ち明ける方から、サービスの利用者側として関わり、現場を改革していくプロジェクトを紹介される方、そして小手先の改善では無く、もっと対人支援の世界全体にリソースが流れる仕組み作りを訴えられる方(資本主義の在り方自体に切り込むとも表現されていました)等、様々な声がありました。
それぞれの抱える問題意識や見えている風景によって、当然ながら出てくる言葉は違いますし、どれも重要なものと思います。言葉同士が「それぞれ意見があるよね」で終わらず、例えば「身近な苦労やそれを変えるプロジェクトがどう資本主義自体に切り込み得るか」という問いのブリッジを新たに架けられるような、そういったヒントを出せるような研究活動にしていけたらと思います。
参加された皆さんありがとうございました!
また研究委員会はメンバー募集中です!(以下要項リンク)
バーンアウト研究委員会メンバー募集!!~「ケア」と「知」の深淵へ~|helpwell [公式] (note.com)
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