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体育館で全校児童600人が運動会の練習をする件

代表小川です。子ども達が生きやすく、安全に、のびのびと暮らせたらと思っています。そのために学校の先生たちも楽しくのびのびと働けたらと願っています。

コロナ禍安全な学校とは何か?をずっと考えてきました。学びを止めないで、子ども達の楽しみもあきらめないで、まだ未知の新型コロナウィルスを楽観視せず感染を回避しながらどうやったら学校運営ができるのだろうかと。それが難しいからハロハロラボを作っているし、でもやっぱり安全で楽しい学校もあきらめたくないと思っています。

感染対策をしながら学校運営をどうするかを学校任せにせず、具体的に実効的な対策を実施し子どもの感染を少しでも防げたらと思っています。

先日、ある学校でのこと。4日後に控えた運動会の練習として、全校での応援合戦の練習を2時間目に予定していました。朝から大雨。校庭では行えないので、運動会の練習は後日に延期になると思われました。ところが、学校では延期などの調整はせず、全校児童600人を体育館に集め運動会の練習をしたとの事です。

始業式や終業式などでも、新型コロナ感染対策から体育館に全校児童を集めることをしていません。ZOOMで各クラスをつなぎ、校長講話を聞くなどで対応していました。

体育館の窓を開けて換気を行って実施すれば問題ないと判断したのか、全校の予定を変更するのが難しいのか、とにかく体育館で600人を集めて練習したという事実があります。

それが要因かはわかりませんが、2日後学級閉鎖があり、3日後他クラスでの感染者が複数出ています。よさこい祭りも山あげ祭りも、クラスターの発生の原因は不明であるため、今回の一件も何が原因かはわからないし解明方法もないのかもしれません。体育館での全校児童での運動会の練習と特定はできないのでしょう。

ただ、言えることは、感染対策というこれまで守っていたことが、運動会のためになくなってしまった事例が発生したということ。子ども達の安全が第一ではなく、その時の「やるべきこと」に重きが置かれてしまいました。そして子どもがそれを自分で拒否することはとても難しいということです。

学校の中で教員が「それは晴れた日に校庭で応援合戦の練習をしませんか?」と変更することもとても難しいのではないかと推測されます。組織としての決定に従わざるを得ない、もしくはそれしか選択肢がないように思えてしまう風土なのではないでしょうか?前後調整が全くできないほどもしかしたら予定が詰まっているのかもしれません。(教員全員が「体育館での練習は全く問題がない!OK!!」という組織ならもう学校に子どもを通わせることはできないと私は考えていますが💦)

この、目的を見失ってしまうような現状を糾弾するのではなく、大人が知恵を出し合って変えていかなければならないと思います。学校を責めても、教育委員会を責めてもきっと変わらないでしょう。どうすれば「子どもの安全を最大限守る」という目的を見失わずに楽しい学校運営を達成することができるかを考えなければならないと思います。

運動会の練習だけではなく、例えば真夏の通学や体育の授業も同様のことが言えます。感染対策でこれまでマスクをしていたが、熱中症対策のためマスクを外してよい、とすることです。スクールバスを導入する、真夏の体育の授業のやり方を見直す、などに至らずに、感染対策をしないでよいことにするという結果を選んでしまう現状を変えなければならないと思います。

まずは、現状を知ること、そしてそうせざるを得ない事情を理解し、目的達成を阻害する要因を見つけることだと思います。それを今の学校・教員だけに求めるのは酷です。大人が知恵を出し合って、使える資源をもちよって変えていければと思っていますし、今変えなければならないと思っています。

さて、その学校の運動会は予定通り行われました。練習をしていたがコロナ陽性者となってしまったお子さん複数名は参加することなく自宅で療養でした。参加したかったお子さんにとっては、とても悲しい気持ちになっているのだろうと思います。感染しなかった子だけが参加できる運動会になってしまいました。(別の記事にしますが、運動会のため、子ども達はいつもより登校を20分早く、子どもだけで食べるためのお弁当も持参しなければならないとのこと。いつもより20分も早く準備させること、しかもお弁当を持たせなければならない保護者の苦労に頭がくらくらします。。お弁当はお昼に間に合えばよいというやさしさくらいあってもいいのではないか?)

誰のための、何のための運動会で、何のために事前に練習が必要なのか?をみなさんと考えていけたらと思っています。

この小さな積み重ねが、安全な学校、子ども達が生きやすい社会に繋がると信じて。

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hellohalolab
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