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バレンタインに恋したのは、海の向こうのあなたでした

バレンタインがやってきた。
チョコホリックには垂涎三尺のシーズン到来である。

チョコレートが大好きすぎて手放せない。仕事の合間にも、3時のおやつにも、食後のデザートにも、チョコレート。ストックがなくなると禁断症状が出るため、デスクの引き出しはチョコでほぼ埋まっている。

普段は市販のチョコレートで満たされるが、バレンタインとなれば高級チョコにも挑戦してみたい。そこで今年は、ずっと前から気になっていたフェリシモの「幸福のチョコレート®︎」に初挑戦!

(画像はすべて「幸福のチョコレート」公式サイトからお借りしました)


業界では有名な、チョコレートバイヤーのみりさんが世界各地を飛び回って発掘したチョコレートを購入できる。老舗から業界最先端を走るショコラティエまで世界各地からバランスよく揃い、魅力たっぷりで個性的なチョコレートに出会える。

だが、それだけではない。
みりさんの軽妙な語り口と素敵なイラストで描かれる、ショコラティエのストーリーや取材秘話が面白くて、つい読み込んでしまう。ショコラティエのお人柄やチョコレート作りを支える方々のチョコレート愛が直に伝わってくる。

嗚呼、これ気になる。あれも気になる。あわよくば、全部ちょっとずつ味わいたい。あれもこれもと暴走しかけるチョコホリックの本能になんとか理性のブレーキが間に合い、本命チョコを決めた。

ラトビアの自然がはぐくむPURE[プーレ]

PURE[プーレ]は、ラトビア・プーレで生まれたチョコレートブランド。ブルーベリーのトリュフが人気で、ラトビア大統領の公式土産にも採用された実力派。

しかし、有名になって大手に成長しても、アトリエは首都から離れた自然豊かなプーレにあり、そこで働く人が「私はこの村に生まれて、ずっとここで暮らしてるの。冬は寒いけど、ここはストレスがないから」と話す、その温かさに魅かれた。

今回の本命チョコは、異なるフレーバーのトリュフ12個が楽しめるロングボックス。一つ一つが優しく繊細で、言わずもがなとても美味しくて、一人キャッキャはしゃぎながら、でも大事に大切に全部いただいた。

画面右手前から、ザバグリオーネ、クランベリー、
キャラメル、チーズケーキ、パッションフルーツ、ミント。
画面左手前から、カシス、オレンジ、ブルーベリー、
ティラミス、チェリー、カルヴァドス。

クランベリー。これはすごい。
ミルクチョコの表面をドライクランベリーのかけらが彩る。このクランベリーがすごい。見た目はフリーズドライみたいだが、口に入れた瞬間、フレッシュな果肉を食べたくらいの瑞々しい酸味が口いっぱいに広がり、鼻腔をくすぐる。ミルクチョコレートの優しい甘さと相まって完璧なハーモニーを奏でる。この小さな一粒で、これだけの威力。これは本当にすごい。
(ベリー系だと、カシスはこれよりもう少し鋭い酸味で、看板商品のブルーベリーは逆にまろやかな甘酸っぱさで落ち着いた味わい。)

キャラメル。よくある甘ったるいキャラメルチョコではない。キャラメルのほろ苦さが最前面に飛び出して、チョコの甘さと絡み合う。その合間に若干のお酒の風味が囁いてくる。こんなのはじめて。大人のキャラメルな夜が始まる。

あと、外箱がおしゃれ。思ったより長い。
卒業証書の筒より全然長い。
銅色のタッセルを引っ張ると長い引き出しが開く。


好きなコーヒーを濃いめに淹れて、海の向こうに思いを馳せながら、舌の上でゆっくり溶けていくボンボンショコラを味わう。疲れきった心に甘さが沁みてゆるゆると溶けていく。

ラトビアに向かって愛を叫ぶ。
あなたのチョコレート、大好きです。と。

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みりさんが実際にプーレを訪れた際の様子はこちら↓




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