#読書
エッセイ 歩くことは信じること(「みちのく潮風トレイル記 潮風ふわり」ほか感想)
昨年の12月に文学フリマ東京にお邪魔した際、少し早くに東京駅まで行って開場までの時間で東京ステーションギャラリーで開催中だった「みちのくいとしい仏たち」展をみてきました。東北地方に残る民間仏の美術展です。
観光で行くような由緒正しいお寺にある立派な仏師が作った立派な仏ではなく、地方の村で大工さんが作ったりした仏像の展覧会で、タイトルがいいなあと思って気になっていました。(下は展覧会のリンクで
エッセイ 踏みしめるのは自分の足で(『未踏』ほか 感想)
漫画「大白小蟹短編集 うみべのストーブ」を読んだ。大学卒業後、小説を書かなく(書けなく)なった女性を描いた「海の底から」に感じるところがあった。
忘年会の集まりで、大学の友人たち二人がフリーライターやフリーターをしながら、歌集を出したり、文学賞の最終候補に残ったりしている近況を聞きながら、『仕事を一生懸命やっている』という評価の主人公(桃)は二人にこう言われる。
自分についてになってしま
エッセイ 「正直」な人【山本伸子「fumbling」ほか感想】
私は日中、どちらかというとサービス業に従事していて、顧客や関係業社と話をする機会が多い。勤め出して20年近くになる。けれどいまだに対人対応が不得手である。
接客が苦手、というよりそもそも人との対話が苦手なのだと思う。「裏表」とよく言ったりするけど、私はこれを認識するのが昔から著しく下手だ。
「今度、食事に行きましょう」から「よろしく言っといて」まで全部忘れないように手帳に書いてしまう。他人に話
エッセイ 邪魔しないで、今おはなしをよんでいるの(7月の読書記録など)
以前、スパイダーマンに関するショートショートを書いたところ、アベンジャーズははまるよ! という趣旨のコメントをnoterのヒスイさんにいただき、地味地味と「アイアンマン」から観ています。今日「アントマン」を観て、第2フェーズが終了です。甘野充さん(この方もnoteにいらっしゃいます)がおっしゃっていた『アイアンマンは永遠のヒーローです』の意味もわかるようになりました。キュートでめんどくさくてかっ
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