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欄干

きみと屈んで見た夕日
上半分が全部くり抜かれたようで醜い
寒い日に限って壊れるエアポッズ
押し殺してた世界が巻き返してくる
乳首をつねりあっても病気は治らない(笑)
大福をもっと食べたり残したりしたかった
意識を成層圏に飛ばしてみる遊び
もうできなくなっちゃったじゃない
浸透していく合間のボケた黒色を見ている
散々ふざけたことはもう無いことになってた
ボルドーの風が視点を私らの背後に宿す
絵になる目的でそれは瞬間を彩ったの?
今はまだ触れない場所を心待ちにしていない
ただひたすら離れた距離の歩幅を予測している

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