舅
シュウトと読むこの文字を
知らずに過ごしたサンジュウ数年に
一つも後悔はなかったし
誰にも迷惑かけもしなかったのだ
そういうものがこの世にたくさんあって
私は今も見つけられずにいる
それがもしもニジュウ数年の時に
知っていたならば違っていたのにと
僅かな後悔に悶絶することも
きっといずれはあるのだろう
その後のヨンジュウ数年後にまた
そんなことがあったときには
だいぶ脳が弱くなってしまっていれば
きっとたくさんラクなのだろうかと
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