【イクラ探求記】ニシンのイクラ(魚卵)
春告魚 --- ニシンが卵を抱える季節です。3月下旬~4月にかけて、数の子を漬ける絶好の機会なのです。
前回利用したマルホン小西漁業さんでニシンを注文したところ…。写真のように箱いっぱいのニシンが届きました!ウロコがピカピカ光っています!
早速ニシンの頭を落とし、お腹に包丁を入れていきます。数の子(オスの場合は白子)が傷つかないように、そーっと切り開きます。
じゃじゃーん!!数の子のお目見えです!1匹目でメスに当たるなんて幸運!と思っていたら、なんと7匹中6匹がメスでした。数の子が千切れないように慎重にお腹から外します。ニシン本体は刺身、照り焼き、甘露煮を楽しむため、全て3枚におろしました。
ニシンのしっぽ付近や包丁の下あたりに写っていますが、とにかく数の子は一度くっついたら離れません(子持ち昆布を想像していただければ分かりやすいかもしれません)。キッチン(特にシンク)に数の子がくっつきますので、自宅で捌く際はお気を付けください。
写真を撮り忘れてしまいましたが、この後は数の子が見えなくなるくらい塩をかけて冷蔵庫で寝かせました。水分がたくさん出てびっくり!
今回は一週間後に食べる予定だったため、一晩塩漬けにしたら冷凍庫に入れました。
簡単!松前漬け
〇材料
数の子…2本
人参…1/2本
昆布…適量
するめいか…適量
酒…大さじ3
醤油…大さじ3
みりん…大さじ2
①下準備(松前漬けを作る6時間前から準備をします!)
数の子の塩抜きをします。500mlの水に小さじ半分くらいの塩を混ぜ、そこに数の子を入れて3時間ほど冷蔵庫に入れます。
3時間経ったら水を捨て、もう一度同じ分量の塩水を作ります。先ほどの数の子を浸したら、再び3時間冷蔵庫に入れます。
※私は今回冷凍していたため、前の日から解凍し、この工程に入りました。
②膜をはずして適当な大きさに切る
塩抜きを終えたら、卵を包んでいる薄い膜をはずします。コツをつかむと簡単に取れるらしいのですが、私はちょっとだけ苦戦しました。2本の膜をとるのに10分くらいかかったのです。
膜を取り終えたら、食べやすい大きさに切ります。
③人参、昆布、するめを細く切り、熱湯をかける
昆布は元々細く切られているものを購入しました。切り終えたらザルにまとめて入れ、熱湯をぐるっと回しかけます。
粗熱がとれたら、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
④調味液をつくる
醤油、みりん、酒を沸かし、粗熱をとります。
⑤味をなじませる
調味液、数の子、人参、するめ、昆布を混ぜ、冷蔵庫で一晩寝かせます。
自分で作った数の子は、プチプチしていて甘みがあってとてもおいしかったです。まだまだ冷凍庫に眠っている数の子たち…次はどうやって食べようか、ワクワクが止まりません!
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