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なぜ、オンライン会議は学校や行政と一緒だと時間がかかるのだろう?

学校に行けない状態で教育移住をしたのが2015年7月。この時から、子供たちをサポートできる機関が、官民問わず集まり、支援会議がスタートしました。

そして、2016年4月からは、2ヶ月に1度、教育委員会、学校、福祉課、福祉関係の事業所。時には、スクールカウンセラーなど、お願いできる方にはお願いして、続けてきました。

途中、何度もやめようと思ったのですが、その度に続けることを勧められ、ここまできました。(なぜ、何度もやめようと思ったかというと、この話は長くなるので、また別の機会に。)

しかし、2020年2月からコロナにより外出が難しくなり、2020年4月、新年度になってからは、支援会議を開催することができなくなったんです。

コロナにより外出制限がかかりそうなことが分かった時点で、私がまずやったことは、学校の先生とのオンライン面談の交渉です。

というのも、学校全体で休校状態になることがわかり、担任の先生が変わることも予想できていたため、娘は長期の休みを宣言していました。このことから、ITに強く理解のある校長先生がいる間に相談をして、まずは担任の先生と私が、どんな状態になっても連絡が取れるようにお願いして段取りしていたんです。

そこから、オンライン授業が市内の中学校でスタートすることがわかりました。娘も学校が提供するツーツを使えることを確認し、いつか娘が先生と自分から連絡が取れるような準備も並行して進めました。

その結果、週に1度の先生との面談では、学校からいただいている娘のアカウントを使って、面談を実施。徐々に先生と私の話に、娘が入ってこれるという状況まで来たんです。ここまでが、2020年6月くらい。

こんなふうに書くと、全てうまくいっていると感じるかもしれません。しかし、親と学校、親と放課後デイサービス、親と福祉課という連携は取れていたものの、私が全て連絡をしないといけない状況が続いていました。

この状況を変えないと、私の負担は増えるばかりですし、人から聞いたことは情報が変わってしまいます。伝言ゲームのようなイメージですね。

だからこそ、支援会議を開催できるように。そして、外部のいろんな理由でできないとならないように、オンライン会議をずっとお願いしてきました

途中、「お母さん以外は学校に集まっていいですか?」というお話もあったのですが、みんな自分の場所からオンラインで参加できるようにということを譲らず、やっと、2020年9月17日に開催が実現したんです。

私は、フリーランスになって、会議はオンラインばかりになっているので、なんでそんなにオンライン会議を避けるのか?と疑問でした。ただ、元公務員ということもあり、行政と民間企業がオンラインでつながることは、セキュリティ面でハードルが高いのかもしれないというのも予想できたんですけど…。

だからと言って、引き下がるわけにはいかないんで、理解しつつできる方法を模索していただいたという感じです。かなり面倒臭い親だと思われていると思っています。

でも、オンライン教育を積極的に推進しているのであれば、これからは学校が先導に立って「オンライン会議をしよう!」というのは自然な流れになるんじゃないかなと思うんです。

使ってみるとやっぱり便利ですしね。ただ、音声が途切れたり、接続がうまくいかなかったりという、トラブルはあります。このことで「やっぱりリアルがいいに決まってる」とはならないで欲しいんです。

「もっとよくなるためにできることは何だろう?」と改善することがとても大切だし、そうやって大人でも悩みながら工夫する姿は、子供たちの心に残るし、「できなかったら他の方法探せばいいんだ!」って考えられるようになりますからね。

リアルでも、時間を間違えたり、会議の場所を勘違いしたり、道中、交通のトラブルがあったりということありますよね。

それが、オンラインでの音声が途切れたり、接続がうまくいかなかったりと同じ感じで捉えたらどうでしょう?そんな感じで、オンラインでつながることを否定せずに、プラスに転換していける大人が増えたらいいなと思います。

だからこそ、学校の先生や行政の人が使うことは、子供たちの未来を変えることにもつながるんじゃないかなって思いました。

会議直後の疲れ切った感想は、こちらのラジオで配信しています♪



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高橋ゆきよ
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