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“高得点での合格”を目指したキャリコン試験から2年、59歳の現在地

2023年1月、キャリアコンサルタント資格を取得してから早いもので2年近くが経過した。

今回は最初の転職から2年越しで目標だった仕事(相談員)に就くまでのプロセスを振り返る。


①まず、34年勤務した会社の早期退職とキャリコン受験を決めた

コロナ禍で暇になり笑、外出は減ったものの、読書量が増えSNSにも挑戦して、かえって外部から刺激を受けることとなり、影響を受けやすい私は簡単に?意識が変わった。

普通にサラリーマンをして過ごし普通に定年を迎えるつもりだった。
が、定年を迎えてから次を考えるのでは「遅い」と感じ、早めの準備をすることにした。
定年再雇用の選択肢は既になかった。

この決断は自分の人生史上、最良の決断だったと今でも思う。
が・・・
転職活動とキャリコン受験の同時進行はしんどかった( ̄▽ ̄;)


②さて、キャリアコンサルタント養成講座へ

現職を抱えながら転職活動を行いつつ、週末は養成講座に通学。
学んだことも成果だが、多様な年代・キャリアの方々と出会えたことも財産となった。
16人ほどのメンバーのうち、今も直接接点がある方は少ないものの、それぞれの活動に刺激のgive-and-takeで楽しくお付き合いさせてもらっている。


③56歳にして人生初の転職活動

カウンセラーの仕事を目指すも、年齢&資格も経験もない私は箸にも棒にもかからず、関連の仕事は書類選考で全落ち💦

結果、目標とは異なるものの、当時の現職での経験(教育研修)とTOEICスコア(840点)が生きてグローバル研修を法人企業に提供する会社に管理職として入社、転職を果たすことはできた。

この地べたの転職活動は、相談者目線に立つという点では多いに役立ったと思っている。選考落ちの屈辱を経験したからこそ、今の自分がある。


④キャリアコンサルタント試験へ

転職後、本格的に試験対策を開始。
試験は「学科」「論述」「実技」

このうち、学科について、この手の試験は得意な方なので勉強も早めに着手し愚直に継続した。
利用したのは以下の問題集2つ。

特に通勤電車の中で役立った
養成講座のメンバーの企画で、
オンラインで原田さんのお話を聞く機会もいただけた

“みん合”については登録も行い、過去問(10~20回+2級3回分)を3回くらい反復して、合格ラインを確実に超えるレベルまでを目指し手応えをつかんだ。

論述は一番めんどくさいなあ笑、と思いつつも、こちらも過去問を中心にひたすら「書く」練習をした。
「合格」のための割り切りとして「自分のパターン」を決めて、どんな事例が来ても、「この視点・構成・順番で書こう」と決めて型づくりに励んだ。

実技は、なかなか練習機会を作れず遅れていたが、Facebookで第21回に向けて試験対策している方々のメンバーに加入し、オンラインでロープレ練習をする機会を得た。
ここで、ある時に「めちゃくちゃ上手い!」と感じる人に出会い、急激に焦ることになる・・・

その経験が、実技に対しどこか「甘く見ていた」自分の危機感を醸成し、「やる気スイッチ」を入れることができた。
その後はオンラインでのロープレ継続、養成講座メンバーとの自主勉強会や日本マンパワーでの有料ロープレにも参加し、計15回くらいの実技練習を行い、「やるだけのことはやった」と思うまでに至った。

テクニック的には“間”、つまりあえて何も言わない時間を意図的に挟むことで各段に相談者の話を引き出せるようになったと感じた。

特に、最後に参加した日本マンパワー主催のロープレでは、めったに人を褒めないという講師に一定の評価をいただき、自信につながった。

それなりの準備ができたので、目標は「合格」から「高得点での合格」へとアップグレードした。


⑤試験結果

高得点の合格とか言いながら、合否発表当日はそもそも受かるかどうかドキドキものだったが、何とか一発合格を勝ち取ることができた。
そして目標の高得点(と言っていいかな)での合格も達成。
学科の不正解は2問のみ。論述が思ったより良い点数だった。

ただ、3つの中では実技が一番自信があったので、自己評価(軽く8割超え)よりも少々低い点数であった。口頭試問が弱かったのかな・・
いずれにしても「思い上がり」を是正するには良かったのかもしれない笑。


⑥その後はピアトレ訓練を繰り返し、2度目の転職へ

資格取得したことで当初の相談員になりたいという志に立ち戻り、資格取得から起算すると約1年3カ月後、今年(2024年)4月より念願のカウンセラー(就職支援相談員)の仕事に就くことができた。

経験・実績ゼロだった自分が約半年間で数百人の相談者とのコミュニケーションが図れた。

56歳で転職を人生の第3ストーリーが始まり、59歳になった今、NEXTステップへの準備を始めている。

自ら大企業での安定した会社生活を離れ、キャリア形成にもがいた経験があるからこそ、「普通の自分」が活躍できる市場があると思っている。

<番外編>
キャリアコンサルタントを志した理由はもう一つ。

おお、ちょうど100のスキ!(2024年9月30日現在)


あるきっかけがあり、自分のここ数年のキャリア形成を振り返りました。
最後まで読んでいただき感謝申し上げます。
振り返った「きっかけ」も後々記事にしていこうと思います。

振り返ることで「俺、がんばったな」と自分で自分を褒めています。
誰も言ってくれなら、自分で言えばいいのです笑。

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