
臥薪嘗胆~お祈りメールは転職活動のとてもとても苦くて悔しい思い出~
56歳で人生初の転職、58歳にして再び始動した転職活動。
おお、投稿1週間で93のスキは最近ではすごい!(2024年2月19日現在)
それはさておき、なんとか先々週、某就労支援機関より採用通知をもらえ、目標としていたカウンセリングの仕事がきることになった。
ここに至るまで、人材業界に絞り、正確に数えてはいないが10社程度への応募を行ったが、結果は・・・
1社を除いてすべて書類選考が通らなかった。
面接をした会社も含めて理由は明かされないので不明であるが、主にキャリアカウンセリングの仕事への募集であることから次の理由が考えられる。
経験・実績
これは自分には「ほぼ」ない。
昨年面接した会社からも、この部分を「しっかり」質問されたと感じた。
企業人事としての面談経験しかなく、外部のカウンセリングは昨年6月の一日ボランティアのみ。(障害者採用イベント)
これも、1日限りのイベントなので、就労支援をしたわけではない。
エージェントからは「管理職としてのニーズに合う」と自分の希望とはミスマッチがある、と言いたげなコメントももらった。
(まあそうだろうな、と思いつつ)
そして、もう一つの理由は、おそらく・・・
年齢!
年齢不問としながらも、実際は若い方を優先して採用していると思われる
そう思う理由は・・・
自分が企業で採用担当しているとき、そうだったから笑
若い方の人、採用しますよね・・・
ということで、よく理解しているつもりでも、
いざ自分が落ちるとめちゃ傷つく💦
前職では某電機メーカで部長職まで務めた。
管理職だからすごいというわけでは決してなく、そこに至るプロセスで積み重ねた経験や実績には多少なりとも自信を持っていた。
プライドは捨てたつもりの自分にプライドが残っていたというわけか、ダメ元で応募した企業からもらう「お祈りメール」でさえも、とてもショックであった。
落ちたショックというよりかは、「自分の経験・スキルを認めてもらえなかった」ショックというべきか・・・
(転職活動に際しては50社、100社応募するのは当たり前という話も聞いているので、10社程度は大したことがない話であることも理解している)
志望度合いに関わらず、すべてが悔しかった
でも、58歳にしてこのような経験ができることが良かったとも思う。
まだまだ、自分の市場価値を上げないとな!
とにかく、前にすすむため、ポジティブにすすもうと自分に言い聞かせた。
経験や年齢は自分でコントロールできないので仕方ない。
自分の意思さえあればできることをがんばった。
一例として、FPの勉強をすることで自分の知識の幅を広げた。
(これから生きていく上でも参考になった)
また、キャリコンとしての実績は積めないが、日本キャリア開発協会のピアトレーニングに毎月参加し、すべての公開ロープレに立候補して、多くのオブザーバに自分のカウンセリングを晒す?ことで基礎スキルを磨いた。
経験・実績を積むために無料or格安でカウンセリングをする方もいるようだが、これは独立してキャリアコンサルタントをされている方からすると市場価格を乱す迷惑行為だというコメントを聞いたので、控えた。
この地道な取り組みが活きての採用通知だったのかは不明だが、少なくとも面接の場ではしっかり主張できたことは事実である。
そして今となっては、この2回目の転職活動で受け取ったお祈りメールが今後さらに成長を目指す自分への戒めになると感じる。
あらためて読み返してみるが、基本定型だよね笑
応募書類を元に社内で慎重に検討しました結果、
誠に残念ながら今回はご期待に添えない結果となりました。
せっかくご応募いただいたにもかかわらず、誠に申し訳ございません。
そうか、慎重に検討してNGだったか・・・
この会社、同じ会社であと2件応募していたのだが、返ってきた文面は一字一句同じであった。(基本、定型でまわしてアレンジはしないわな)
が、違う会社からいただいたお祈りメールもほぼ同じ文面。
慎重に選考を重ねました結果、誠に残念ながら、今回については採用を見送りましたことをご通知いたします。
せっかくのご応募にも関わらず、ご期待に添えず大変申し訳ございませんが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
つまり、人材業界に限らずこれが標準テンプレートなのだろう。
が、少し違うトーンの会社があった。
書類選考の結果につきまして、弊社からご案内できる案件が現時点ではなく、今回は採用を見送らせて頂くこととなりました。
弊社の力不足でご期待に沿えず、大変申し訳ございません。
何卒ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。
ツッコミどころとしては、具体的な求人に対して応募したのに「ご案内できる案件が現時点でなく」とはどういうことなのか笑
それよりも「弊社の力不足でご期待に沿えず」とはどういうことか?
なんかかえって傷つく・・・苦笑
ともかく、お祈りメールを振り返ることができるのは、転職に成功したからでもあるが、何よりも、あえてこの屈辱?を思い出すことで自分の今後のモチベーションとしたいと考えた次第である。まさに、タイトル通りの
臥薪嘗胆
この苦みを忘れず、常に前進していく努力を続けたい。
今回も私の転職にまつわるエピソード?を最後まで読んでいただきありがとうございます。その経過や顛末、仕事内容はともかく、56歳・58歳で転職に踏み切った自分の勇気に対し、自分で自分を褒めてあげたいと思います。